十一月の伝統芸道 『吟剣詩舞』に「和楽器バンド」の鈴華ゆう子が参加

【芸能報道】 平成三十年十一月十一日に日本武道館にて日本吟剣詩舞振興会(会長:菅原道雄)は、日本を代表する伝統芸道 『吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)』の第五十回大会を開催する。「和楽器バンド」のメンバである鈴華ゆう子が率いる和風ユニット「華風月」と黒流との特別ユニットでゲスト登場する。チケットは八月十日より発売。


吟剣詩舞は、漢詩や和歌に節を付けて日本人の心を歌う「吟詠(詩吟)」と吟詠に合わせて刀を持って舞う「剣舞」、扇を持って舞う「詩舞」を総称した日本の伝統的な芸道。 同振興会は吟剣詩舞を通じて日本の伝統文化や日本人の心、歴史を理解し、礼と節の大切さ等を伝える事を目的としている。設立は昭和四十三年。


 例年武道館大会では、日本最高峰の技術を持った吟剣詩舞家による吟と舞で物語を紡いでいく和風ミュージカルとも言える特別プログラムや全国大会優勝経験を持つ若手メンバにより結成された「吟詠・剣詩舞スーパーチーム」の演舞等を披露。本年度の目玉は、世界的に評価を受けるロックバンド「和楽器バンド」のメンバであるゆう子(ボーカ ル・ピアノ)、神永大輔(尺八)、いぶくろ聖志(箏)の三名からなる和風ユニット「華風月」が黒流(和楽器バンド・和太鼓)との特別ユニットだ。


「華風月+黒流」としてのパフォーマンスに加え、ボーカル・ゆう子は特別プログラムにも出演し、師範の資格を持つ吟詠家としての一 面を見せる。そして大会のラストに行われる華風月と吟詠・剣詩舞スーパーチームのコラボレーション演舞では、伝統芸能に対するイメージを打ち破る斬新なステージが行う予定。


また七月二十九日には創立五十周年を記念し、米・イリノイ州シカゴでの海外公演を開催した(写真上)。日本の伝統芸道を広く世界に知らしめる目的で実施された本イベントのチケットは事前にソールドアウトした程。シカゴ地域唯一の日本人太鼓グループ「司太鼓」とのコラボレーションを披露する等、現地オーディエンスを沸かせ。


以下はゆう子のコメント。

個人的には久々のピアノ演奏の披露にもなり、大変楽しみです。
日本壮心流とのコラボにおいては、久々に詩吟をフルで聴いていただける機会でもあり、また、壮心流の舞に詩吟を歌わせて頂くのは人生初めての経験となります。
私自身が身の引き締まる思いですが、精一杯歌わせていただきます。また、一度も歌ったことのない演目でもあります。その瞬間に立ち会っていただけるととても嬉しいです

画像提供:㈶日本吟剣詩舞振興会

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