都が九テーマでデザイン募集、十月からは新『シニア就業応援事業』を開始

【社会報道】 東京都(知事:小池百合子)は、平成三十年八月十六日より本年度の『東京ビジネスデザインアワード』テーマへの新商品・用途開発案の募集を開始した。十月二十五日まで。同アワードは東京デザインコンペティション事業の一環で中小企業の技術とデザイン繋げるもの。


都内ものづくり中小企業が保有する高度な技術や特殊な素材等のコンペティションのテーマに対し、新たな商品・用途開発案をデザイナからの「提案」として募集する。以下が九テーマと企業。


  1. 着脱のしやすさと密着強度を兼ね備えた「ファスニング技術」/エージーリミテッド(港区)
  2. “平切子“と“サンドブラスト“を掛け合わせた「特殊硝子加工技術」/GLASS-LAB(江東区)
  3. ワックス(ロウ)のブレンドにこだわった「キャンドル製造技術」/東洋工業(江東区)
  4. 90%以上を手作業で行う高度な「革小物製造技術」/石川(江東区)
  5. 多種多様なものづくりを自社内で可能とする「プラスチック加工設備・技術」/ラヤマパック(葛飾区)
  6. 伝統的な染技法“東京本染(注染)”による「両面染色技術」/東京和晒(葛飾区)
  7. 透明樹脂素材を立体的かつ本物の金属に見せる「立体視・金属調印刷」/技光堂(板橋区)
  8. 金属の表面にデザインを付加する「彫刻・エッチング技術」/特殊阿部製版所(江東区)
  9. 精油の魅力を引き出す「アロマブレンド技術」/GRASSE TOKYO(江東区)


応募資格は四つ。都内中小企業と協働して提案を実現化する意欲がある事。国内に居住する、デザインに関わる個人もしくはグループ(連名応募も可)。提案二次審査を通過した場合、提案最終審査(公開プレゼンテーション審査)に参加できる事。受賞後、テーマ選定企業からの発注を受けて業務遂行可能である事。



また十日には本年度の新規事業として『シニア就業応援プロジェクト』を十月より開始する旨を発表した。働く意欲のある六十五歳以上のシニアを都が支援する。新事業の開始に先立ち、以下の三事業の対象者を募集開始した。


  1. 東京セカンドキャリア塾;高齢者が新たな分野で活躍するための学び直しの場を創設
  2. 東京キャリア・トライアル65;就業機会の拡大のため、高齢者を企業に派遣する仕組みを構築
  3. シニアしごとEXPO;高齢者就業の気運醸成のためのイベントを実施


本件は「二〇二〇年に向けた実行プラン」に係る事業となる。


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