ミス・ワールドの日本代表は慶應四年・伊達佳内子、目指すは世界一

【美容報道】 平成三十年八月二十八日に東京・赤坂にて世界三大ミスコンテストの一つ『ミス・ワールド』の世界大会への出場者を決める日本代表選考会が開催された。本年で六十四回目。応募総数は七千二百十名。選出された三十名のファイナリストが頂点を競った。日本代表に選ばれたのは東京出身の二十一歳、伊達佳内子(報道現在)。


佳内子は、戦国武将・伊達政宗直系二十一代目の子孫で、「慶大」法学部政治学科の四年生。早くから社会貢献活動に目覚め、高校時代には中国「清華大」に派遣留学した。世界の貧困と較差の状況を目の当たりにし、途上国の支援活動に青春を捧げてきた。本大会に応募したきっかけは「目的のある美」に共感した事。『ミス・ワールド』の立場を活かして「この(貧困と較差の)状況にインパクトを与えられる。」と感じた。将来は国際機関の仕事に就いて世界平和に貢献する事が夢だ。


佳内子は日・英・伊・仏・独・西・韓語の七ヵ国語を話せる堪能な語学力もさながら、日本舞踊や琴、弓道等と多岐に亘る特技を有す。身長は百六十九㌢。現在はテレビ局で海外ニュース翻訳の仕事に携わっている。


 受賞後の囲み取材では「びっくりのひと言。言葉にならないです。」と受賞の瞬間を表現した佳内子。事前に行われた審査の中で特に印象に残っているのは、チームワーク部門審査で行われた海自訓練体験だ。「日々どうやって心身を磨いているのかを見ると共に、自衛隊の見方が変わるという事もありました。国防や安全保障を考え直す機会にもなったと思います。」と身になる経験を得た。


他の三大ミス候補と比べて自身の強みを問うと、「Beauty with Purpose(目的のある美)がミス・ワールドの大きな特徴。そこが出場の決め手。他のミスと違う所。自分も取組んでいきたいと思います。」と述べた。今後は、十一月九日から十二月八日の二十九日間に中国・海南島にて開催されるグランドファイナル世界大会に日本代表として挑む。「全身全霊、目指すは世界一という事で、大会まで勉強して精進していきます。」と決意を示した。


世界大会は昭和二十六年から開催。ミス・ユニバース、ミス・インターナショナルと並び世界三大ミスコンテストと呼ばれる。この日の選考会には、史上最年少となる十六歳の現役高校生、モデル、グラビアモデル、医学生、東大院生等がファイナリスとして出場していた。尚、世界三大ミスコンの日本戦へ現役のグラビアモデル・鈴木ふみ奈(庚午)がファイナリストに残った事は初となった。


撮影記事:岡本早百合

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