南都銀行が若い世代を意識して信託・相続業務のPRに独自ドラマ

【ビジネス報道】 奈良の地方銀行である南都銀行(8367.T1)は、平成三十年八月二十七日より若い世代に相続問題を知って貰いたい為に相続に関する短編ドラマCM『南都家の一族』を公式YTにて公開した。十六秒のティザー動画が全十話。TVCMも同日から奈良テレビや近畿エリアのテレビ局にて放映する。


四月より同行は近畿圏の地銀として初めて信託・相続業務の取扱いを開始した。第一話は「突然の不幸で遺言書がない」と、家族が揉める大きな原因が現実的によくある点を強調。特設サイトでは家族以外の関係者も含めた相関図を用意する程だ。内閣府のデータでは、遺産価額が五千万円以下の家庭は相続争いの内、八割に迫る(十六年度)。これは富裕層だけの問題でない点を証明している。裁判所への相談件数では、五千万円以下が四割、一千万円以下も三割と身近な問題である。


同行の橋本隆史 頭取は「この時代、若い世代にも相続問題を知って貰うには、思い切った打ち出しが必要だと思い、即座に(企画へ)GOを出しました。奇しくも我が行は四月から『壊せ、南都!』を打ち出しています。未来の為に古くなったルールや慣習を壊し、当行がより成長する一環として今迄にないとてもインパクトのある動画ができたと自負。」と危機意識が高い。


同行が取扱う業務は遺言信託、遺言代用信託、遺産管理業務と暦年贈与型信託の四類。創立は昭和九年。資本金は三百八十億円、総資産額は五.八兆円、貸出金残高は三.三兆円。国内の拠点数は百四十。自己資本比率は国内基準で単体は九.六四㌫、連結で九.八八㌫。


画像提供:㈱南都銀行

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