映画『人魚の眠る家』が東京国際映画祭の中盤ハイライトに

【芸能報道】 平成三十年十一月十六日に公開となる映画『人魚の眠る家/松竹』。十月二十五日から十一月三日に開催される第三十一回「東京国際映画祭」にて新設部門「GALAスクリーニング」作品に選出された。これはオープニング及びクロージング作品に並ぶもの。本作は、ベストセラー作家・東野圭吾(戊戌)の作家デビュー三十周年を記念して書かれた同名小説を「TRICK/東宝」シリーズや「天空の蜂(二〇一五)/松竹」等の堤幸彦(乙未)監督が実写映画化した。


篠原涼子(癸丑)と西島秀俊(辛亥)が映画初共演で夫婦役に挑む、衝撃と感涙のヒューマンミステリ。川栄李奈(乙亥)や松坂慶子(壬辰)も出演する。今回、選出された部門名のGALAには「祝祭」「特別な催し」という意味がある。十日間に亘る東京国際映画祭の中盤のハイライトとして、観客及び世界に注目して欲しい作品を選出して上映する事が目的だ。


久松猛朗(甲午)東京国際映画祭フェスティバル・ディレクタは本作の選出について、以下の様に述べた。

この作品は「人間の生と死」という深いテーマを扱いながらも、堤幸彦監督渾身の演出と、主演の篠原涼子さんの鬼気迫る圧倒的な演技で、ぐいぐいと物語に引き込み、最後にはその問いかけに心を突き動かされながらも、これまで経験したことのない不思議な感動が残ります。正に堤監督の最高傑作と言っても過言ではなく、GALAスクリーニングに相応しい作品だと思います


以下は涼子のコメント。

初めて原作を読んだときから、同世代の子どもを持つ親として自分だったらどう向き合うのか?薫子の様に強くなれるだろうか?
なかなか答えの出ないテーマの作品だと、ずっと心の中に残っていました。そんな作品に堤監督、旦那さん役の西島秀俊さんを始めとするスタッフ、キャストの方々と共に向き合えるのは運命かもしれません。映画の中で答えを見つけたいと思います


以下は西島のコメント。

愛する子供の命の選択を迫られるという東野圭吾さんの意欲的な作品に、主演の篠原涼子さんと、夫役として本作でご一緒できることが今から楽しみです。初参加となる堤組で、この深い人間ドラマに真正面からぶつかっていきたいと思います


以下は李奈のコメント。

原作を読んで、とても深いテーマだと感じ、その中で真緒の生き方や在り方を上手く表現できればいいなと思いました。真緒は物語の中では播磨家を客観的に見ている登場人物の1人です。恋人の星野のことを一番に考え待ち続ける、心が広く優しい女性です。現場では、とても難しい役に挑まれた篠原涼子さんの、母親の強さや感情の表現を間近で見ることができ、とても勉強になりました

=ストーリー=

離婚寸前の仮面夫婦の元に、ある日突然、届いた知らせ。「娘がプールで溺れた―」。

愛するわが子は意識不明のまま、回復の見込みはないという。深く眠り続ける娘を前に、奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく―。 


=クレジット=

『人魚の眠る家』

©2018「人魚の眠る家」 製作委員会

11月16日(金)全国公開 


画像提供:松竹㈱

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