【スポーツ報道】 平成三十年九月二十日に日本eスポーツ連合(会長:岡村秀樹)は、幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ」内にて『eスポーツ日蘭交流戦』を開催した。これは「FIFA 18」による日本対オランダのeスポーツ国際親善試合で、日本は負けた。
日本側はプロサッカークラブ「浦和レッドダイヤモンズ」、オランダ側は同じくプロクラブ「フェイエノールト・ロッテルダム」のeスポーツチームが闘った。本親善試合はオランダ王国大使館と新たなパートナーシップを構築した両チームの特別協力により実現した。浦和が日本を背負って戦い、日本は一戦目をPK戦にもつれ込む中で勝利し、会場を興奮に巻き込むが、二戦目はPK戦にて敗れた。最終決戦では〇対二で負けてしまい、今回の国際交流試合はオランダに軍配が上がった。
岡村会長は、オランダからは名門フェイエノールトのeスポーツチームが、対する日本側は浦和レッドダイヤモンズのeスポーツチームの両チームの特別協力により実現した点を踏まえて、「元日本代表で天才ミッドフィルダーと称された小野伸二選手はかつて両チームで活躍しました。eスポーツにおいても『選手の競技力の向上』に必要なものは従来のスポーツと同様、強い相手と直接対戦し、切磋琢磨する事です。」と技術向上の要旨を話し、世界選手との対戦に感謝して「当団体は選手の競技力の向上の為、今後もこうした選手の国際大会への派遣や国際大会の開催を促進したいと考えております。」と、eスポーツの発展に具体的に寄与していく姿勢を示した。
また第十八回「アジア競技大会」のeスポーツ競技日本代表選手の凱旋報告会も行い、金メダルを獲得した「ウイニング イレブン」の杉村直紀 選手・相原翼 選手と日本代表として活躍・健闘した「ハースストーン」の赤坂哲郎 選手の三名を招いた。杉村選手は「選手村の中を含めて、様々な国から来た大勢の選手が滞在する環境に身を置く事ができて刺激になり、非常に大きな経験になった。」と感想を語った。相原選手は「杉村選手が負けた事に非常に驚いた部分もあったが、自分を追い込み、集中する事ができた。」と優勝の瞬間を振り返った。
画像引用:日本eスポーツ連合(JeSU)
0コメント