【社会報道】 東京都(知事:小池百合子)は、平成三十年十一月二十一日より二十代女性に向けて子宮頸がんの大切さを伝えるショートムービー『だいじな、わたしに。』を公開し、特設サイトを開設した。出演は「子宮頸がん応援ガールズ」。モデルの谷まりあ(乙亥)、武田あやな(乙亥)とアイドルの西村歩乃果(乙亥)の七年生まれの三名。ロングバージョンは三十一年一月に公開予定。
背景には十年前と比較し、子宮頸がんと診断される二十代女性が急増している事がある。国や都では、子宮頸がん検診を二十歳から二年に一回の受診を推奨。だが二十九歳までの女性の七割が定期的に検診を受けていない。子宮頸がんの罹患率は二十代後半から増加し始め、三十代後半から四十代でピークを迎える。その為、若い内から検診を受け続ける事が重要。
初期の子宮頸がんの多くは自覚症状が無い為、気付きにくい点が挙げられる。だが検診で早期に発見できれば、殆どが治癒する。例えば発見時がステージⅠならば、五年生存率が九割以上。一方、ステージⅣならば五年生存率が二割まで落ちる。よって二年に一回の検診で早期発見を促す。
今回の応援ガールズの起用は、同世代女性への受診呼び掛け。まりあは「女性が若くても子宮頸がんになる可能性がある事を普段意識していなかったので、症状等を知って怖くなりました。でも、同時にちゃんと検診を受ければ、そんなに怖いものでも無い事も分かりました。」と。あやなは「子宮頸がんは二十代でも罹る事を知り、とても怖くなりました。自分には関係の無い事だと思っていたけど、初期段階では自分で気付く事ができないので、定期的な検診を受ける事が大切なんだと知りました。」と。歩乃果は「今までは他人事だと思っていた子宮頸がん。女性なら誰でも罹ってしまう可能性があると聞き、びっくりしました。初期症状が無く、自分では気付く事ができないので、面倒臭がらず、検診に行く事をお勧めしたいです。」とコメントした。
画像引用:東京都福祉保健局
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