佐々木蔵之介と早坂ひららがナマケモノと対面、映画『アース:アメイジング・デイ』の見所を紹介

【芸能報道】 平成三十年十一月三十日より映画『アース:アメイジング・デイ/KADOKAWA』が全国公開される。本作は全世界で百二十億円の大ヒットとなった自然ドキュメンタリ「アース(二〇〇八)/ギャガ」の第二弾。英BBCアース・フィルムズが十年の歳月を掛けて制作した。二十日には公開直前イベントが開催。本作でナレーションを務めた佐々木蔵之介(戊申)と子役・早坂ひらら(辛卯)が登壇した。


上映前のイベントで佐々木は本作を「どんなカメラ アングルなの。なんで肩越しに撮れているの。」と、役者目線で本作の制作への労力を分析。狙って撮っている点を高く評価した。途中、動物行動学者の新宅広二(戊申)も登壇し、「このクオリティのものは今後、作れないのではないでしょうか。」と話した。特別ゲストとしてナマケモノも登場。ひららは、まじまじとナマケモノを見ていた。佐々木は「ここに居る時点で働き者ですけれどね。」と会場を笑わせた。


 囲み取材で佐々木(写真上)は「十年経って今なのかと思って観たら、十年掛けたものなんだな、と思いました。これは何、脚本書いているのっていう位、見事でしたね。」と、そのスケール感や構成に驚きを隠せなかった。脚本はフランク・コットレル・ボイス(己亥)とゲリン・ヤン(戊戌)。続けて見所を「アメイジング・デイってある様に、日の出から日没に至るまで、僕達人間と同じ、平等に二十四時間ある。この二十四時間で朝昼晩、どこの地球上で、どの場所で、どの動物がどういう生活をしているのかっていうのが分かるので。最後、映画を観終わると僕達人間と動物ではなく、自然一体、彼等も僕達の仲間なんだなと思える。」と述べた。


ひらら(写真上)は「動物の自然がわかってすごかったです。」と感想。本作を既に四回も観賞していた。一番びっくりした動物にはペンギンを挙げた。「波の強い海に落ちていくとこ。」と、ペンギンが南極の冷たい氷の海に飛び込む姿に驚いた。佐々木は「動物に対して共感してしまう。全てが美しい。尊く感じてしまう。彼等の生き様がね。」とも話した。そしてナレーションについて「(各動物の)役を演じているというか、その心を寄せている所があります。」と、冒頭のイグアナのシーンを例に説明していた。


「最後イグアナが岩に上った時に、台本に『ふぅ』ってあるんですけれども、この『ふぅ』はイグアナの『ふぅ』なのか、僕が『ふぅ』なのか。」と、イグアナに心を寄せた佐々木は解釈に悩み、本作の観賞を勧めた。


記事:荒田雅×撮影:金剛正臣

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