秋元康がガールズバンド『ザ・コインロッカーズ』、ワーナーミュージックJはアジア進出を狙う

【芸能報道】 平成三十年十二月二十三日に東京・青海にてワーナーミュージック・ジャパン(代取:小林和之)は、秋元康(戊戌)プロデュース・ガールズバンド結成記者発表会を行った。


このプロジェクトは「夢を弾いてかなえろ!」をキーワードにバンドの経験を問わず、オーディションを実施。十三歳から十九歳の計四十一名が選出された。バンド名は『ザ・コインロッカーズ』。デビューは来夏を予定。そして来冬にワンマンでライヴを行う。メンバの詳細は当日は非公開で披露ライヴにて発表する模様。秋元Pが本格的にロック・アイドルに舵を切る。


同社の音楽愛を語った小林代取(写真上)は、「アイドルとかやってなかったんですね。秋元さんがうちのレーベルの本質みたいなものを突いて、バンドでやろうっていう提案は良い意味でショックでした。」と秋元の提案の感想を述べた。披露されたメンバ四十一名に対しても、同社の世界ネットワークを前提に「アジアも狙える。」と吐露。メンバの数には驚きを隠せなかったものの、「僕達もレーベルにとって初体験の試みなので。」と期待感を伝えた。


 同バンドは一般のバンドとは異なり、各パートに複数のメンバが在籍。秋元P(写真上)は「自分の才能があるのか、無いのか分からないし、何が向いているのか分からない。」と、楽曲毎にメンバを選定する旨を話した。オーディションでは、各パートを披露してストリーミング サービス内でも展開。十月からの二ヶ月間で期待値の高いメンバを絞り込んだ。だが、そのパートは固定ではなく、流動的だ。AKB48等との選抜方式とは異なる。

よって、選抜総選挙といった形よりも、音楽フェスといった形の大イベントが予測できる。編曲と編成メンバ次第では、カヴァーも全く異なる楽曲に昇華する可能性があり、ファンは多面的に没入できそうだ。


バンド名の由来に関しては「コインロッカーで何か大切な物を取り出したり、預けたり。何かもう一つの自分がそこにいるんじゃないか。もう一つの自分になれる何かがあるんじゃないか。」と述べ、コインロッカーの特性からメンバの秘めたる可能性を引き出したい。

当日の秋元Pは徹頭徹尾に一定の表情であったが、二回の自身のジョークでは口角を僅かに上げた。


写真提供:㈱ワーナーミュージック・ジャパン

記事:金剛正臣

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