野党が弱い理由はスター選手の不在、左派系媒体の人材育成怠慢

【政治考察】 自由・小沢一郎(壬午)共同代表が日刊スポーツのインタビュに応じ、元旦の記事を飾った。インタビュでは、従来通りに目標を政権交代が可能な議会制民主主義の定着と話した。小沢代表は今までに二度の政権交代を仕掛けた。三度目を狙う。


だが、野党の現状は厳しい。主なプレイヤは立憲・国民・共産。この三党が選挙協力する事が大前提なのだが、立憲が突っ走って傲慢な態度を採っている。自民は今秋の改憲につき、国民を取り込む目論みもある程だ。


一重に野党が弱い理由は単純だ。スター選手がいない。

自民にはサラブレッドの小泉進次郎(辛酉)衆議がいる。数年前に起こった共産旋風では吉良佳子(壬戌)参議がいた。佳子参議が産休に入った事で共産は失速。前回の衆院選では議席を減らしてしまった。小泉衆議の方はニュースの頻度が減ってきているものの、保守系の国会議員としては圧倒的な知名度を誇る。前回の衆院選では十六万票と全国首位に。


現在であれば、国民・玉城雄一郎(己酉)共同代表がYouTuber等で露出を増やしているものの、ニュースには上がり難い。立憲・枝野幸男(甲辰)代表はニュースに上がるものの、好意的な印象が少ない。この様に野党にはスター選手が不在だ。


強いて言うなれば、野党のスター選手を左派系媒体が育てる気がないのだろう。週刊誌も含めた左派系はアベノミクス失敗等の政権批判は大いに茶飯事であるが、「この議員が良い」との発掘はしてない。ハイムは自治体の選挙も含めて若手の発掘を行ってきた。そういった議員や立候補者達は、その地域の人間が育ててきている。但し、表に出る為に媒体の力が欠かせない。ハイムは与野党を問わず、若手の発掘に余念が無いが、露骨な左派系媒体は既に知名度のある議員をフォーカスし、スターの発掘を怠っている。


よって野党側も「いつか見た顔」だらけで新鮮さが無い。玉城代表は新鮮である筈だが、左派系媒体は熱心に取材を行っている様には感じない。ハイム/報道府は当時に国政政党であった「日本を元気にする会」の松田公太(戊申)代表を追った。日本のタリーズの創始者であった。ビジネスマンの松田代表が如何様な政治を行いたいのかを追い、報じた。その結果、『新安保(平和安全)法制』の成立時には、次世代の党と新党改革の三野党合意に至り、与党独断とはならなかった。

当時四十代だった松田代表の貢献は甚大だった。


本年は『統一地方選』と『参院選』がある。左派系媒体は急ぎ、議員を育てるべきだ。政権批判は程々に、政権を担える人材を発掘して報じるべきであろう。その積み重ねが人を育てる。ハイムは立ち上げて未だ十年に満たない。遥か先輩方の媒体が大いに人を育てる実力をみせて貰いたいものだ。ハイムは春も夏も可能性ある若手を発掘する。


写真引用:小沢一郎氏3度目政権交代は「できる」/新春に聞く/日刊スポーツ

記事:金剛正臣

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