二月二十二日に東証マザーズへ『識学』が上場、組織の「思考の癖」を糺す

【ビジネス報道】 平成三十一年二月二十二日に識学(代取:安藤広大)は、東京証券取引所へのマザーズ上場を予定している。新規上場(IPO)承認は一月十六日。主幹事証券会社はSMBC日興証券。その他の取扱い証券会社はSBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券、いちよし証券とエース証券の計七社。本年のIPO第一号となる。


東京以外には大阪と福岡に拠点を有す。従業員数は百人未満で設立は四年前。設立時の資本金は二千万円台。同社の事業内容は組織コンサルティング、従業員向け研修、Webサービスの開発・提供、関連書籍の出版。全て同社の組織マネジメント論「識学」を基礎とする。ポイントは“人の意識構造”に着目して独自の理論をベースにした点だ。昨年十月時点でクライアント数は累計八百以上を数える。

俳優の要潤(辛酉)をCM起用し、タクシー等で積極的な広告展開を実施している(報道現在)。


特に「思考の癖」に焦点を当てている。生まれ育った環境と社会的経験によって各自には「思考の癖」が存在し、その結果として誤解と錯覚が生じるとする。同社は組織内の人材の誤解と錯覚でパフォーマンスが低下するとして、コンサルティング(ハンズオン)やセミナ等を通じ、ハイ・パフォーマンスの組織造りに貢献する。企業以外も対象だ。


安藤代取(己未、写真上)はまだ三十代だ。「早大」卒業後にNTTドコモ、ジェイコムホールディングス(現・ライク)、ジェイコム(現・ライクスタッフィング社)で取締役を務めた。個人の主観的努力よりも客観的結果を重視する。著書には『伸びる会社は「これ」をやらない!/すばる舎』等がある。上場する事により、低生産性の日本の組織を更に変える一助となる。日本の組織には、斯様な識改革が必要だろう。


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