金剛峯寺に奉納、千住博による二十㍍超の大障壁画「瀧図」が横浜で

【社会報道】 平成三十一年三月二日から四月十四日までセブン&アイHD(3382.T1)傘下のそごう・西武(代取:林拓二)は、そごう横浜店「そごう美術館」にて高野山・金剛峯寺の襖絵完成記念として『千住博展』を開催する。


世界的に活躍する画家・千住博(戊戌)が、画業四十余年の集大成として障壁画「瀧図(画像上、部分)」「断崖図(画像下、部分)」を世界遺産である高野山・金剛峯寺の大主殿に奉納する。本展では襖絵と床の間からなる障壁画の四十四面の完成を記念して、奉納に先駆けて紹介する珍しい機会だ。「瀧図」の大きさは最大で縦が三.七㍍、横は二十五.九㍍にも及ぶ。「断崖図」の方は縦が一.八㍍、横は十六.八㍍となる。


併せて、千住博の初期の作品から二十七年に現代美術の国際美術展覧会「ヴェネツィア・ビエンナーレ(明治二十八年から開催)」で特別展示されたブラックライトの光によって表情を変える「龍神一・ニ」と近年に取組んでいる「クリフ」シリーズ等の主要作品を一堂に展覧する。


高野山・金剛峯寺は、平安時代の始めに空海(弘法大師、甲寅)によって開かれた真言密教の聖地だ。幕末・文久三年に再建された大主殿には狩野探幽(壬寅)、山本探斉等による襖絵が納められている。平成二十七年に高野山・金剛峯寺は開創一千二百を迎えた。これを記念し、長年に亘って白襖となっていた「茶の間」と「囲炉裏の間」に千住博が新作を奉納する。


関連イベントとして、千住博のトークショーを含む三本を予定している。


画像提供:㈱そごう・西武

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