【ビジネス報道】 経産省(大臣:世耕弘成)は、平成三十一年三月二十二日に多様な人材の能力を最大限発揮してイノベーション等を生み出している中小企業を含む二十四社を『新・ダイバーシティ経営企業百選』に新たに選定。特に先駆的な取組みを行っている大企業二社を『百選プライム』に選定した。
また東証(代取:宮原幸一郎)と共同で女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として、業種毎に四十二社を選定。加えて「なでしこ銘柄」に準ずる企業を「準なでしこ」として、業種枠に関係なく二十二社を選定した。
二十四年度から選定している『新・ダイバーシティ経営企業百選』の目的は、ダイバ シティ経営に取組む企業の裾野の拡大。『百選プライム』は、過去の受賞企業を対象として「ダイバーシティ2.0行動ガイドライン」に基づき、中長期的な視点からダイバ シティ経営を推進している企業を対象としている。
前者で今回に選定した従業員三百人以下の中小企業は、以下の十一社。括弧内は所在地と業種。
- 増木工業(埼玉、建設)
- 向洋電機土木(神奈川、同)
- 長島製作所(岩手、製造)
- アトム精密(東京、同)
- アルプススチール(愛知、同)
- 平成レッグス(香川、運輸・郵便)
- 東京堂(青森、卸売・小売)
- 三共精機(京都、同)
- スリー・アールシステム(福岡、同)
- 中沢ヴィレッジ(群馬、宿泊・飲食サービス)
- アンサーノックス(山梨、サービス)
後者は、住友商事グループのシステム インテグレータであるSCSK(9719.T1)とァッションビル「丸井」等を傘下に持つ丸井グループ(8252.T1)。
一方、「なでしこ銘柄」は女性活躍推進に関するスコアリング基準に従って評価を行い、財務指標による加点を実施した上で選定。「なでしこ銘柄」の選定については、三つのスクリーニング要件と共に「女性活躍度調査」への回答を必須としている。三要件は、「女性活躍推進法を踏まえた行動計画の策定(従業員数三百人以下の企業を除く)」「厚生労働省『女性の活躍推進企業データベース』に女性管理職比率を開示」「女性取締役が一名以上(「準なでしこは」では「取締役、又は執行役員ないし監査役の何れかの役職において女性が一名以上」)。
画像:経済産業省
参照:平成30年度「なでしこ銘柄」レポート/経済産業省
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