五十三億の工場投資、ポッカサッポロが市場を牽引する覚悟

【ビジネス報道】 平成三十一年四月三日に東京・恵比寿にてポッカサッポロフード&ビバレッジ(代取:岩田義浩)が『SOYBIO(ソイビオ)豆乳ヨーグルト』の新CM発表会を行った。新CMのイメージ キャラクタに起用されたのはモデル・女優で二児の母である加藤ローサ(乙丑)。


同社が展開する事業数は報道現在で六事業。内、大豆チルド事業に注力している。群馬の工場で生産ラインを稼働し、豆乳ヨーグルト工場に豆乳市場規模である二十七億円の倍となる五十三億円を投資。豆乳市場は小規模だが、工場への倍投資が今後の市場を牽引していく覚悟の顕れだ。シンプルなキャッチ フレーズ「できました。おいしい豆乳ヨーグルト」を掲げ、認知を優先する。


また令和元年は、豆乳ヨーグルト事業元年という意気込みで事業ブランドを展開していく。「ソイビオ」は昨年よりの展開。既存製品は一食分のカップ製品であったが、四月より家族向けの大容量となる四百㌘タイプを発売開始。カップ製品は、そのままデザート感覚で食すパーソナル ユースに位置付ける。大容量は無糖プレーンでアレンジや汎用を目的としたファミリ ユースとして発表した。


 当日はローサが、家族で初共演となったエピソードを語った。新CMはローサのリアルな毎日を切り取るドキュメンタリで、東京の自宅や鹿児島の実家にて家族其々が撮影した映像を使用した。ローサは「のびのび撮影させて頂きました。やっている時は楽しかった。」と笑みを浮かべた。ローサは昨年にポーランドから帰国。J2の横浜FCに入団した夫・松井大輔(辛酉)選手に牛乳等の食物アレルギがある事が分かり、CM起用の前から一家で豆乳ヨーグルトを食べていた。依頼が来た際に「引き寄せた、と思った。」と嬉しそうな様子であった。イベント中には豆乳ヨーグルトへのトッピングチャレンジも行われた。


 囲み取材でローサが勧める豆乳ヨーグルトの食べ方を問われ、「ポテトサラダに使ってます。マヨネーズは一切入れず、豆乳ヨーグルトとクレイジ ソルトを入れると味が決まるんですよ。」とアレンジ レシピを教えた。無糖・プレーンは、まろやかな味わいで通常のヨーグルトと比べて酸味が無く、食べ易い。口に運んだ際、大豆の味がやや舌に残る。きな粉と黒蜜でトッピングすると、大豆の味が和らぎ、スイーツ感覚で楽しめる。

更に、カップ製品のストロベリは全く大豆の味がせず、通常のヨーグルトにある酸味が無いのでヘルシなデザートとして子どもから大人まで楽しめるだろう。


撮影記事:岡本早百合

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