総合格闘技の五輪種目化を狙う蘭・GAMMAとONEが億円単位で提携

【スポーツ報道】 平成三十一年四月十七日に世界最大級のスポーツ・メディア・プロパティのONEチャンピオンシップ(CEO:チャトリ・シットヨートン)は、世界的な総合格闘技スポーツの独立運営組織「グローバル・アソシエーション・オブ・ミックスト・マーシャル・アーツ(GAMMA、会長:アレクサンダー・エンゲルハート)」と複数年間で数億円単位のパートナシップ契約を結んだ旨を発表した。


GAMMAは昨年に設立された非営利団体で、蘭・アムステルダムに本拠地を置く。報道現在で世界五大陸の六十ヶ国以上の協会が加盟している。GAMMAは、総合格闘技が五輪スポーツとして世界承認される事を目標としており、世界全ての総合格闘技のアマチュア・アスリートが抱く五輪出場の夢を実現させる為、プラットフォームやチャンスを創造する。


今回のパートナシップの一環としてONEは、総合格闘技の五輪競技承認を得る為のGAMMAの活動を支援する。加えて、総合格闘技のアマチュア競技が安全性を高める為に健康面や安全基準、アンチ ドーピング規定、競技ルール等の最適な環境づくりを発展させて促進させる。


ONEのチャトリCEOは「格闘技を一生続けていく個人としても、総合格闘技のアマチュア部門の発展に投資する事を決めました。また、このスポーツに於ける全てのアスリートがプロキャリアを追及する為の基盤と支援を得られる環境を保証したいと思います。」と、今回のパートナシップ締結の理由を説明した。


ONEとの協力体制の下、GAMMAは十一月にシンガポールで「アマチュアMMA世界選手権」を開催予定。総合格闘技スポーツに於ける世界最高峰のアマチュア大会として、世界の輝かしい逸材を紹介する。GAMMAエンゲルハート会長は「私自身、長く空手をやってきていますが、総合格闘技スポーツが空手と同じ位に世界的に認められる事を強く熱望しています。同じ志を共有するGAMMAとONEの両団体が、五輪の精神にも通じる真の格闘技がもつ価値『誠実、謙虚、名誉、敬意、勇気、規律、慈悲』を世界に伝え、総合格闘技のスポーツ化を促進し、五輪競技承認の実現に尽力します。」と語った。


写真:ONEチャンピオンシップ

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