W主演の小松菜奈と門脇麦が初ギター、秦基博も登壇|映画『さよならくちびる』

【芸能報道】 平成三十一年四月二十四日に東京・新宿にて映画『さよならくちびる/ギャガ』の完成披露イベントが行われた。登壇者はW主演の小松菜奈(丙子、写真上)と門脇麦(壬申)に併せて、成田凌(癸酉)、本作の主題歌を提供した秦基博(庚申)、「どろろ(二〇〇七)」等を撮った塩田明彦(辛丑)監督の五名。脚本と原案も監督だ。


当日の座席チケットは販売開始二分で完売となっていた。劇中でW主演は人気ギター・デュオ「ハルレオ」を演じる。挨拶では成田(写真上)が「予告編を観たら、菜奈ちゃんや麦ちゃんの役は『カリスマ』とか『音楽の天才』とか紹介されてるのに、僕は『付き人』って言われて。確かにそうなんだけど。」と開口一番で恨み節を披露し、会場を沸かせた。


 本作で菜奈と麦(写真上)、成田の三人はギターにほぼ初挑戦だった。毎日何時間もの猛特訓を積んだ。中でも、ギターだけでなく歌にも初挑戦となった菜奈は「スタッフさんは私の事が一番不安だったと思います。演奏して歌うのが三曲と聞いて、それを『出来るのかな』という心配や皆の前で披露したものが公開されるという怖さもありました。」と素直に当初の心境を吐露。

一方で「淡々と練習する日々でしたが、麦ちゃんっていう信頼できる人がいたので。中々できなくてイライラする時もあったけど、一緒の練習なら楽しいし、難しい所とかを素直に共有できて。だんだん楽しくなりました。」と笑顔で話した。


また音楽の天才・ハルを演じた麦は、撮影開始の一ヶ月半ほど前から練習を始めた。「先ずコードを覚える事から始めました。最初は個人個人で先生についてもらって練習していたので、孤独な戦いでした。」と振り返りつつ、「プライベートで渋谷の街を二人でギターを背負って歩いて、一緒にカラオケに行って練習しました。お互い一人で孤独感を感じながら練習しているというのを聞いて、『共に戦っているんだ』という気持ちになって、良いターニング ポイントになりました。しかも二人で演奏すると楽しいので、そもそも『音楽は楽しい』と言う所から始めたんだ、という大事な忘れかけていた事を思い出すタイミングになりました。」と語った。


 レコーディングの際のエピソードについて秦(写真右)は、「普段の経験上、ボーカル ブースって一人だし緊張感があるんですよ。ですから、今回ハルレオの良い所はなるべく褒めて、伝える様にしました。良い歌を収録できたと思ってたんですが、後日小松さんが『どうせお世辞だよ』て言っていたというのを聞いたので、『頑張って褒めたの返して』って思いました」とコメントした。


監督(写真左)が菜奈について、「凄くインスピレーションの人。現場で感じた事をそのままふっと演じるから、あんまり細かい指示をするより基本野放しにして面白い。動きの一つ一つが映画的で格好良いので見とれちゃいました。」と。麦については「もの凄く周到に準備してくるし、脚本も読み込んでくる。そのくせ現場に入ると、即座にフィットするんですよ。実際撮影に入ってみないと、演技の距離感とかは分からないんですが、どういう撮影でもアジャストする。」と語り、両者を絶賛した。


=STORY=

インディーズで人気の女性ギター・デュオ「ハルレオ」のレオ(小松菜奈)とハル(門脇麦)。付き人シマ(成田凌)が参加していくことで徐々に関係をこじらせていく。

やがて3人が出した答えは“解散”。全国ツアーの道中、歌詞にしか書けないハルの真実と、歌声でしか出せないレオの想い、隠していたシマの本音も露わになり―。

それぞれの想いがつまった曲「さよならくちびる」は、3人の世界をつき動かしていく――。


写真:ギャガ㈱

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