平成時代には耐え忍んだ若手、令和時代には「奮い立つ」事が若手の大義

平成三十一年四月三十日、平成時代が終わる。

今上天皇が譲位なさるからだ。位を譲られるのは二百二年振りで、江戸時代の光格天皇以来となる。


ハイムの母体である報道府は、この平成時代に若手を代弁する報道機関として十九年に生まれた。YouTubeの世界に国内で初めて報道映像を配信した「bizlinTV」は、株主向けの大型イベントにおける上場企業の応対を最初期に追った。一番最初の取材先は「レンボープライド」であった。二十五年には第二十三回『参院選』にて国内で初めて街頭演説を報道機関として配信した。SNSの走りであるこの時、東京選挙区で若き挑戦者が二人当選した。その後、政治・経済・芸能の現場を追ってきた。軸はアーカイヴ。


点で報道される映像(民放)が多くなってしまったので、振り返って線にして流れを知り(言質の変遷等)、各業界内の競合を捉えて面で把握する試みだ。その後、複数の報道機関がYouTube上にチャンネルを設け、ネットでの報道映像は当たり前になった。点だけでは分からない事も、線や面で時事を捉える事で分かる領域が増え、知を増大させる。



<若手に知を>

 一方のハイムは新たなエリート向けに報道写真を含めて配信している。社会報道を軸に、ビジネス・芸能・政治等を追う。終身雇用制が終わり、人生百年時代に突入している最中では、各国民のビジネス力が問われる。稼ぐ力だ。経営学等の学問だけではなく、競合や他業種が今、如何様な施策を展開しているのかを知る事で、ビジネスに示唆を与えてくれる。


特にエンタメの芸能の世界はSNS・オウンドメディアが常備の現代では参考になる。上場企業といえども、芸能界に比べれば閉鎖的である。強い企業・ビジネスマンは芸能的プロモーションやアプローチを有効に利用する。よって芸能界のニュースが欠かせない。上場企業だけでなく、行政も芸能人を起用してイベントを催し、記者達を集め、情報を発信する。民放も重要であるが、ネット発信が先である。


政治では国政選挙は素より、地方選挙に焦点を当てた。地方議員の成り手不足の声が全国から届く中、ハイムの取材対象とする都市では若手の立候補者が増え、当選者も増えた。議会に若手を代弁する同世代がいないと無理があるからだ。声を議会に届け、予算を勝ち取らなければ、毎日払っている税金を自身達へ活用できない。「地方自治は民主主義の学校/ジェームズ・ブライス」の通り、ハイムのユーザ達へ政治の仕方を届けたい。そして幾年の学びの後に、次の次世代を引っ張る全うな政治家に育って欲しいと願う。

現・首相が昨年の臨時会にて若手の定義を「四十歳代以下」と述べている。



明日から令和

 新・天皇は第百二十六代。象徴天皇として二代目となる。即位直前の今月に「徳仁親王」の御名において「水運史から世界の水へ」を出された。御講演の記録を纏めたもので、世界の首脳の中では、これ程までに水について詳しい方は存在しないだろう。明日からは水の叡智に溢れる天皇となられる。世界の水問題を牽引なさられる程の知だ。


人口増加や自然現象の不安定さを鑑みれば、水問題は地球という惑星の第一の問題となっている。食糧も気候も水の問題と密接である。その水の問題に取組まれていられる方の下で、令和時代の日本人は何を為すべきか。全ての国民が惑星の水問題に通ずる必要性は無いが、ちょっとした事に気を配るだけでも一.三億人が動けば変わる。当然に八十億人に向う世界の民が動けば、大きく変わる。その先頭に立ってらっしゃる方が、その方だ。


我々、日本人は先の大戦で反省はしつつも、その効果に理解を深めるべきであろう。戦国時代には世界最強の軍事大国になり、江戸時代には世界に先駆けて上下水道を備えた大都市を造り、明治時代は革命から始まったが他国と比べて血を流さず、西欧列強の植民地支配から逃れ、大正時代には五大国(G5)入りし、昭和時代には欧米列強からアジアの植民地を解放する為に一億総玉砕で闘った。

日本なくば、今のアジアは無い。




 そして平成時代には、日本の皇室が尊ばれる理由を世界が知り、国民は不景気と時代変遷に耐え忍び、新元号・令和を迎える。


中堅・老練に比べれば若手なぞ、若輩や若僧と揶揄されて当然である。ただ、この閉塞感を打開する程の未熟さは有している。未熟であるからこそ、そこにイノベーションが起きる。熟達からはイノベーションは起き得ない。平成時代にも実にたくさんの若手が挑み、散った。中堅・老練では出来ない事をする。若手の為に、子どもの為に、そして中堅・老練の為に生き易い社会を創る事が令和の若手の役割である。

その若手を代弁する報道機関や支援するメディアが多数ある。


軟弱な精神では何も守れない。若手は強硬な施策を以って閉塞感を打開する。日本を本当に良くする。

若手が奮い立つ時代、それが令和。搾取され続けてはいけない。

これを令和時代の若手の大義としたい。


報道府

代表:金剛正臣


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