博報堂がベンチャ群に五年間で百億円を投資、新ファンド組成

【ビジネス報道】 博報堂DYホールディングス(2433.T1)は、令和元年七月一日にコーポレート ベンチャ キャピタル(CVC)の博報堂DYベンチャーズ(代取:徳久昭彦)を設立し、『HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND』を組成した旨を発表。


同ファンドでは、ベンチャ企業との連携を深め、革新的なテクノロジや新たなビジネス モデルにより、生活者や社会の未来を共にデザインする。五月に発表した新中期経営計画期間(本年度から五年度の五ヶ年)に百億円規模の投資活動を行う予定。新会社の資本金は二億円(報道現在)。


博報堂DYグループは新中期経営計画で「生活者発想を基盤に、クリエイティビティ、統合力、データ/テクノロジー活用力を融合することで、オールデジタル時代における、企業のマーケティングの進化とイノベーション創出をリードする。そのことで、生活者、社会全体に新たな価値とインパクトを与え続ける存在になる。」を中期基本戦略としている。また、実現の為の成長基盤の一つとして「外部連携によるイノベーションの加速」を掲げている。


 デジタル テクノロジの進化が起点となり、市場や産業の垣根が融解していく中で、革新的なテクノロジ/サービスを創出し、社会への新たな価値創造や変革に挑戦しているベンチャ企業との接点を強化。イノベーションを加速する為に同ファンドを組成した。


同ファンドでは、主に国内の革新的テクノロジを有する企業、新ビジネス モデルの創出に取組む企業を投資対象とする(シードからレイタ)。更にクリエイティブ、マーケティング/データ、メディア/コンテンツ、ビジネス デベロップメント等の各領域における博報堂DYグループの専門人材を同ファンドの「カタリスト(触媒)」とし、ベンチャ企業と博報堂DYグループの共創を推進したい。


博報堂DYグループでは、同ファンドでの投資をベンチャ企業との共創のきっかけの一つとし、グループ各社との連携を図り、グループ全体のイノベーションの創出を推進する。


画像:㈱博報堂DYホールディングス

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