写メを利用してプリントした蝶の高級ドレス

【高級ファッション ニュース】 平成二十八年三月十五日に東京・渋谷で「MBFWT 2016 A/W」内にて、『HANAE MORI manuscrit』の来季秋冬コレクションが発表された。NGUYEN CONG TRI(グェン・ツォン・トリ)に続きFPhimeが着目した二つ目のメゾンが、『HANAE MORI manuscrit』だ。


デザイナの天津憂は、十四年よりフリーの衣裳デザイナを経て、単身N.Y.へ渡り、ブランド「a degree」を発表。十九年よりN.Y.コレクション ブランド「Jen Kao」にて、メインのパタンメーカーとデザイナを務め、二十二年にJFWの「shinmai creator’s Project2010-11AW」に選出され帰国し東京コレクション デビュー。株式会社「212」を設立し、 『A DEGREE FAHRENHEIT』を立ち上げた。そして一昨年に「HANAE MORI」のブランドテーマである“エレガンス”を基本に、新しい「HANAE MORI」スタイルとなる『HANAE MORI manuscrit』をスタート。今コレクションで四回目となる。



<ビジネスでも着れる服を意識>

 来シーズンは「Inorganic & Organic」をコンセプトとする。無機色のクラウドグレー・インクブラック、そこに有機色のピーコックグリーン・ボルドー、それらの色を融合させるリッチゴールドを使うことで、無機物と有機物の融合を表現した。秋冬のトレンドとなるフリンジの様に揺れるファーを各所に取り入れ、柔らかく肩の落ちたシルエットでフェミニンさを強調。大きな花柄のプリントもエレガンスさを出したが、中でもアイコンである蝶々のプリントはスマホでの写メを使ったとのコト。4Kクオリティを出せる「xpedia z5」で撮影するという斬新な発想は天津ならではの試み。


ほとんど布一枚で仕上げたリボン風のスタイルも蝶々を連想させる。ブランドの基本概念である、「品・華・凛」を用いて、あらゆるシーンで活躍する女性にフォーカスした新しいワードローブに仕上げた。コアターゲットは、今を生きるチャーミングで自立した女性。ビジネスシーンからパーソナルシーンまで、アクティブな日々を過ごしながらも、いつの時も女性本来のエレガントさを忘れない。

個性的でありながら、人との調和も忘れない、バランス感覚のすぐれたエージレスな女性がターゲットだ。


プレタポルテ ブランド:Hanae Mori manuscrit/㈱ハナエモリ・アソシエイツ


画像:報道府FBより引用

記者:原田

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