【ビジネス コラム】 AI・ロボの第四革命は令和二年の5Gから実質的に、始まる。
ビジネスの高速化は今よりも十倍から百倍となり、評価額が十億㌦(一千六十億円)の非上場のユニコーン企業を輩出しやすくなる。量から質へ完全に転換する。
それは今のYouTuberでも分かる通り、一人がユニコーン企業を造る時代だ。組織から個人というコトになる。従業員数はAI・ロボにより意味を為さない。意味を為すのは、「価値を創造し続けるコトができるか」となる。組織の信頼・ブランド力よりも個人の信頼・ブランド力が重きをなすのが令和時代だ。
しかしチームは必要。その際にマネジメントの根幹となるのが、コーチング(先生力)となるだろう。
教える力だ。チームは固定的よりも柔軟性が高いタスクフォース型やアメーバ型。これらの方がずば抜けた生産性を誇るものと5G下で予測できる。実務においてチームの担当者が他のメンバにレクをし、フォローもする。チームの精度が高ければ、相互に教え合う関係となるだろう。高速に学習し、高速に結果を出し、解散する。この一連の流れが5Gの基本スタイル。
既に上場企業でもチーム制を採用しているが、ものを言うのは社内ではなく、社外のコネクション。日本の上場企業がイノベーションをひたすら訴え続けていても、実現できないのは、首脳陣にイノベーションを受け止める器が無いタメだ。社内だけでは難しい。イノベーションが起こる原理を分かっていない。
革新的なビジネスは通常、外側(アウトサイド)から起こる。そこと従来の組織は協業できるかが問題だが、年功序列の石頭はマウントしてしまう。革新的なビジネス側(イノベータ)とは対等か上位にする。さもなくば、彼らは協業しない。第四革命はイノベータが跋扈していく。従来の組織は彼らと協業できるか。その組織が使ってもらえるか。
イノベータはイノベータ同士でくっつき、その周辺でアーリ アダプタ群が発生。アーリ アダプタ同士がくっつきアーリ マジョリティに成長する。彼等の市場は世界だ。言語の壁を超えるモノ・サービスを創り出せる。
そして経験を培ったイノベータとアーリ アダプタは相互のコーチングにより知見を深め、カレッヂを形成する。その後、カレッヂ同士がくっつき新ユニバーシティ(大学)となる。ビジネスが土台の大学なので、産学連携が多発する。投資家達も一人である各イノベータに注視するようになる。
官は如何に。国は容易ではない。重く遅い。Cityの単位である市区町村が令和時代のメインの官となる。県ではない。都であれば二十三区がCityだ。各市区町村がビジネスをできるか。その市区町村は、どのイノベータと繋がっているか。イノベータにとっても行政案件は魅力的な安定収入であろう。さすれば、国会議員よりも地方議員の方がフットワークが軽く、低リスクだ。地方議員が強みをもてる時代だ。
令和時代には、その一人がものを言う。コネクション、コーチング、そしてイノベーション。人間力が重要となる。既に、その兆候はインスタ等で散見している。今まで静かにしていたイノベータがCityを変え、国そのものを変えていく。
記事:羽田野正法
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