【ビジネス・芸能ニュース】 平成二十八年四月七日、東京・ホテルニューオータニで『新経済サミット二〇一六/新経済連盟』の初日が開催された。同サミットは、新経済連盟が主催するグローバル カンファレンス。二十五年の初開催以来、世界の新経済・新産業を牽引する数多くの起業家、革新者が一堂に会し、時代の潮流を先取りする議論を交わす。今年は四月七日から二日間の日程で開催される。
初日にはスペシャル セッションとしてX JAPANのリーダであり、作曲家、プロデューサー、そしてアントレプレナ(企業家)として世界で活躍するYOSHIKIが、楽天(4755.T1)の代取、新経済連盟代表理事の三木谷浩史と「グローバルなエンターテインメントの未来について」の議論を行った。
AI(人工知能)が発達する昨今。インターネット マーケットや音楽業界等、様々な場面においてAIによりその人にあった商品、サービスの提供が出来る様になってきた。その AIの技術は、時代の流行にあった音楽まで作成できる程に進化をしている。そんな対話の中、YOSHIKIは人間だからこそできること、と三木谷の指揮のもと即興で作曲。ピアノを奏でた。一分程の即興曲は♪「対AI」と名付けられ、YOSHIKIの才能、そして人だからこそできる音楽作りを再確認させた。この他にも♪「Forever Love」、♪「ENDLESS RAIN」とX JAPANの代名詞的楽曲をピアノ演奏し、来場者のビジネスマンらを魅了した。
<YOSHIKIの作曲は手書き>
「AIが普及していく中で、コンテンツを生み出すものがどう変わるべきか」という質問に対しYOSHIKIは「音楽業界は縮小しているかもしれないが、手段は広がっている。プロとアマチュアの境目がなくなってきている今、素晴らしい音楽を作るコトをアーティストたちは心掛けるべき。」と話した。また三木谷はこれからの楽天のAIの取り組みに対し「ショッピング コンシェルジュやドローンの飛ぶ経路設定に役立てたい。」と語った。
「ほとんどアプリケーションは使わず、二百年前の作曲方法で譜面に手書きをして、作曲をしている。X JAPANの紅等もその方法で、メンバーに譜面を直接渡していた。」と独自の作曲方法を明かしたYOSHIKI。三木谷との即興演奏については「様々な方法で作曲ができる中、自分のスタイルでこれからも音楽を製作し、AIと競争していく。」と音楽業界を引っ張っていくイノベータ(革新者)としてのコメントを残した。
『新経済サミット 二〇一六/㈳新経済連盟』
写真:報道府提供、記者:原田
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