G界が昇華するか、台本五〇頁!涙できる清水みさとの十作目

【芸能ニュース】 平成二十八年四月三日に東京・秋葉原にて、フリーで活動する清水みさと(壬申)が自身十作目となる『みさとへ/イーネット・フロンティア』の発売イベントを二部行った。DVDとBDのWリリースだが、後者は百五十分の長編大作となっており、メーカーは「映画の様にOPとEDもしっかり創り込んでいる。」と鼻息を荒げた。同作のロケ地はサイパン。監督は、安倍雄治。 台本はG界において過去最大の五十頁にも及び、本格的な映像作品となっている。


囲み取材に応じた清水も、通常の作品とは全く異なる内容である事を自負。今迄で一番、思い入れがある旨を伝えた。「業務用のホッチキスが止まらない位の、凄い枚数でした。」と、五十頁の台本に対し驚きを隠せなかった清水は高校二年生の役で、甘酸っぱい青春の恋愛物語となっている。拘りは、ナレーションと画面上に清水が同時に二役(姉妹)を演じるシーン、ラストの感動シーン。芝居をしっかりやった実感を清水は述べた。またアクティヴなシーンは、未経験だった新体操を演じる箇所。リボンの回し方を制作陣に誉められ、報道陣に推した。



「もっと演技がしたいです。」

 ロケに際し飛行機のトラブル等で日程がかなり詰まり、一日半の超タイトなスケジュールで全収録を終える流れになった。その結果、台本五十頁を一発撮りしなければならなかった。然し清水は、最後の泣くシーンでの気持ちづくり等の演技に自信をみせ、同作のタイトルに込められた過去今迄の清水と未来これからの清水の在り方に感慨深い様子と前向きな姿勢を顕わにした。尚、清水は映画「魔女の宅急便(二十六年)/東映」にも出演した。報道現在でTwのフォロワ数は四万。




=解説=

 G界は転換期にある。大市場「アマゾン」はG界の作品に対し本年より規制を強化する。所謂、大手の芸能事務所でないモデルの作品を、今後取り扱わない方針が囁かれている。近年、G界は過激の一途を辿り、中にはS界との線引きが曖昧な商品が跋扈していた。それを危惧する安倍の様な監督も未だ多くいる。メーカー側には変革が求められる。


同作は、正に新・王道路線であろう。同社と安倍が打ち破った。G界の監督は、台本やら撮影やらを一人でこなさなければならない。編集も大変であった事は、台本五十頁・百五十分から容易に想像できる。かとうれいこや飯島直子等が活躍していた当時のG界は清潔であった。然し利益志向に走り、女性を消耗品化し、劣化した。同作の登場はG界にとって、大きなインパクトを与え、方向を変える。そしてG界のモデルらに求められている“女優力”が真に問われる時代に完全に入った。


胸が大きい女性は演技が下手だと揶揄されるが、異なる。きちんと彼女達に教える者が極端に少なかったのだ。小池栄子は舞台や映画で大成している。性的志向だけが彼女達の仕事ではない。馬鹿にされない為には、演技力や歌唱力等のプロフェッショナル性が不可欠だ。甘い環境では決して育たない。


清水みさと『みさとへ/㈱イーネット・フロンティア』DVD・BD発売記念イベント トーク&握手会

女優・グラドル:清水 みさと(Shimizu Misato.壬申)/無所属

記者:荒田×撮影:金剛

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