独立した山田太郎、サブカル界を守れるか

【政治ニュース】 平成二十八年四月三十日、千葉・海浜幕張にて二月に新党を立ち上げた元『元気会』政調会長の山田太郎 参議院議員が自身のトレードマークである蝶ネクタイを外し、JR海浜幕張駅前で街頭演説を行った。当日は幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議二〇一六(ニコ超)」の二日目。自身の政策に「表現の自由を守る」という理念の下、若者が多数集まるイベントにタイミングを合わせPR。山田は改選の為、来る夏の『二十四 参院選』での当選を狙う。


「ニコ超」では、現実の来場者数が十五万二千五百六十一人を記録したが、ネット来場者数は二百四十万減。日本サブカルイベント集客規模としては、一位のコミケに続き、二位。山田議員が掲げる「漫画・アニメ・ゲームを守る」に反応するユーザが集まる特別なイベントである。街頭演説はイベントに合わせて二日間行われた模様。サブカル関係に強く、積極的な政治活動(漫画やアニメ、ゲームに対する表現規制に反対)をみせるのは、山田議員のみ。自身も同イベントに参加し、知名度と支持者の向上を図る。




<夏の選挙での当選が厳しい現状>

 二十九日に結党大会を行った新党「表現の自由を守る党」。現在、党員は山田議員のみ。報道現在、党のサポータは二万一千名。国会議員デビューとなった「二十二 参院選」では、三万六百六十三票を比例区で得るも、繰り上げ当選(当時は元「みんなの党」)。十八歳から三十歳までの若い世代が大きく動かなければ、当選する事は難しく、二期を迎えられそうにない現状と言える。その前に新党は政党要件を満たしていないので、比例区で出馬する際には、いずれかの政党に入る必要がある(『元気会』は報道現在で政党要件が未満)。


二十五日に『おおさか維新の会(代表:松井一郎)』に入党したものの、二十七日に離党届けを提出、除籍となり、『元気会』の松田公太 代表は『維新』入党後に山田議員の離党届を受理している。現在、傍から見て迷走している様にも見える山田議員。本当に表現の自由を守る事を優先するのであれば、先ずは当選し、国会議員で有り続ける事実に注力すべきではないだろうか。恐らく、その為に所属する政党を決めるであろう。古巣である元「みんなの党」の渡辺喜美は二十七日に参院選で出馬する旨を記者団に発表。「みんな」復活もあり得ると含みを残す。尚、Twフォロワ数は一.九万。


政策

  1. 産業の再成長と国際競争力を強化し「自信に満ち溢れた」産業社会を実現!
  2. みんなにチャンスがあり、ひとりひとりの夢がかなう社会の実現!
  3. 人づくり、国づくり
  4. 明日の未来に夢と希望が持てる社会の実現!
  5. 「ネットワーク」を活かし、地域主権、生活重視の社会を実現!



撮影記者:岡本

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