黒木瞳初監督、映画『嫌な女』は自身から映画化権を獲得

【芸能ニュース】 平成二十八年六月二十八日に公開の映画『嫌な女/松竹(9601.T1)』は、女優・黒木瞳(庚子)の初監督作品となる。主演は二人で、吉田羊と木村佳乃(丙辰)。吉田は初主演。原作は、桂望実のベストセラ小説「嫌な女/光文社」。


司法試験にストレート合格し弁護士になった石田徹子(吉田)と、徹子の同い年の従妹で詐欺師の小谷夏子(木村)の物語り。堅物女弁護士と派手好き女詐欺師の構図だ。女の敵は女だが最高の親友にも成れる、という黒木監督による女性視点が特徴的であろう。当然に、吉田と木村の女優力に注目される。


脇を固める俳優陣は、中村蒼(辛未)や古川雄大(丁卯)、佐々木希(戊辰)、袴田吉彦(癸丑)、田中麗奈(庚申)ら。 脚本は、報道現在で放映されている連続テレビ小説「とと姉ちゃん/NHK」を手掛けてる西田征史(乙卯)。




<女と女、生きる、人生>

 宝塚歌劇団の元月組トップ娘役だった黒木瞳は、二十三年に原作との出会い映画監督を志した。自身で出版社に手紙を送り、映画化権を獲得。それから四年経過し、昨年夏にクランク イン・公開まで漕ぎ着けた。公式HP(画像引用)では、映画「風と共に去りぬ(一九五二)/MGM」からコメントが綴られている。黒木監督は、本作で人生の風景や絆、老いの中の“人生捨てたもんじゃない”を表現する。


主題歌は、黒木監督の人生の先輩でもあり、憧れの存在の竹内まりや(乙未)の♪「いのちの歌/ワーナーミュージック・ジャパン」。黒木監督は、竹内の楽曲を“女の逞しさ”という観点より必須とし、同楽曲が本作で求める“生きていくことの素晴らしさ”を語っていると述べた。また竹内は、「大女優、黒木瞳さんが自分以外の女優さんを主役に据えて映画を作る…それだけでも大いに興味をそそられる素敵なお話。」と楽曲起用を光栄に感じつつも、“生きていくこと”がテーマの同楽曲の貢献性に喜んだ。


また、クランク イン前のコメントとして木村は「大先輩の前で丸裸になるのかと思うと身が引き締まる思いと共に、未だかつてない緊張を感じております。」と、黒木監督との共演さえもなかった吉田は「女優が女優を撮る面白さを是非見たいと・・・丸裸で、瞳監督の情熱にぶつかっていきたいと思います。」と述べていた。



尚、黒木監督のインタビュは、五月二十八日「Oggi/小学館」、六月一日「家の光/亥家の光協会」、同七日「PRESIDENT WOMAN/プレジデント社」、同十日「くらしの知恵/共同通信社」、同二十八日「婦人公論/中央公論新社」で掲載される(日付は発売日)。


クレジット :

吉田 羊 木村佳乃

中村 蒼 古川雄大 佐々木 希 袴田吉彦 田中麗奈 

織本順吉 寺田 農 ラサール石井 永島暎子

監督:黒木瞳

原作:桂望実『嫌な女』(光文社文庫刊)

脚本:西田征史(映画『小野寺の弟・小野寺の姉』、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』)

主題歌:竹内まりや「いのちの歌」(ワーナーミュージック・ジャパン)

配給:松竹  


(c)2016「嫌な女」製作委員会

2016年6月25日

6月25日(土)全国ロードショー

http://iyanaonna.jp/

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