就職氷河期世代よ「甘えてはいけない」に反論多数、ならば行動を

【社会報道】 令和二年二月十七日に中国新聞社(代取:岡畠鉄也)は、「YAHOO!JAPANニュース」に記事『就職氷河期世代よ「甘えてはいけない」 諦めずに再チャレンジを できること積み重ねて』を配信した。


昨年末から連載している「この働き方、大丈夫? 第1部 われら非正規ワーカー」へ寄せられた意見を一部掲載。YAHOO!のコメント欄には報道現在で四千件程度が入力され、同世代からの徹底的な否定が並んだ。


当該記事では「自虐的になっても何も変わりません。世間がどんなに変われば幸せになれると考えているのですか(五十代女性)」や「かわいそうだから雇ってくれと言っているみたいだ。会社は働いてくれる人材を見極めて判断する(六十代男性)」の意見、同世代からの再チャレンジのノウハウが二件、そして臨床心理士からの対策を記した。


コメント欄の上位表示から抜粋する。

  • 嘆いていても解決しないのはそうだけど、人生がイージーモードの団塊やバブル世代には言われたくない
  • 社会に出る前の新卒就職面接で落とされまくった経験をしてない人が、「甘えだ」だの言うのは違うと思います
  • 卒業するときには焼け野原だった。努力と競走ばかり強いられて,得られるものはほんの僅か。老人介護施設も年金も葬式も,また競走させられる
  • このおばさんは、自分が生まれつき甘やかされ放題の世代だと気づくことすら出来ないのだろうな
  • 人生ガチャでハズレカードを引いた時点で終わり。ハズレカードをどんなに育てても、レアカードには勝てない。それでも、レアカード者は言う、努力が足りない。と
  • この記事の努力不足といってるやつは、お花畑な頭のバブル世代じゃないかよ!
  • 氷河期世代は常に追い詰められて それでもギリギリ人間性を保って 蔑まれながらも人として生きてきてた
  • 上の世代は特別な能力なんて微塵もないくせに、ギリギリ会社に雇ってもらえて、数年くらいは悠々と仕事していた。上から目線で就活頑張れとか言ってた
  • 椅子取りゲームの椅子が圧倒的に足りない状態で、頑張りようが無いですよね。必要なのは椅子を増やす事です
  • バブル期にいい思いした50代以上こそ甘えんなと言いたい

確かに各種データより氷河期世代はシニアを含めた現役世代の中で一番、厳しい条件で生き抜いている。このデータ(他の世代が氷河期世代よりも多分に恵まれている情報)を他の世代が共有してない事で齟齬を来している。


全ては上から順に団塊世代、しらけ世代・バブル世代の努力不足・指導不足が原因だ。だが氷河期世代にも責めはある。社会の諸問題を解決する為に団結してない。


例えば、椅子取りゲームの椅子が足りないなら椅子を自分で作るべきだろう。上司や業界に問題があるならば、同世代でまとまって変革をするべきだろう。無難を選択したのは、氷河期世代でもある。それが現況だ。報道府(bizlinTVやFPhime)は、若手世代を代弁する日本で唯一の報道機関。その報道機関も世論がなくば、社会では何もできない。現況を変える為に支援(記事のシェアやコメント増)を望む。


社会への怒りは正当である。

故に旧い世代達に委ねるのではなく、新たな時代を創る為に氷河期世代が中心となって変える必要がある。上は一部を除き、変わる気はないだろう。文句があるならば、行動すべきだ。誰かのせいにし過ぎている点は自覚した方が良い。変えれる者は己だけだ。



戦争と同じで、戦って勝たなければ何も得れない。戦わないのであれば、搾取され続けても問題はない。上の世代達と戦ってきたのか。勝つ為に徒党を組んだのか。戦術・戦略は練ったのか。


ゆとり世代も安穏とはできない。次はゆとり世代の番でもある。漸く、ゆとり世代も三十代に入った。ここから四十代までの十年間で現実を知る事になる。それは下手すれば、氷河期世代よりも厳しい未来かもしれない。何故ならば、氷河期世代に比べてガッツが足らないからだ。社会人基礎力が著しく低い。因みに米国では今でもガッツを重んじている。故に世界一の経済大国。



シニアにこのまま追随するか、まず氷河期世代で固まって戦うか。


報道府が残っている内に判断・行動されたい。

今からもう一度、若手世代を代弁できる報道機関は日本でつくれない事を明治以降の歴史は証明している。


記事:金剛正臣

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