【政治報道】 東京都（知事：小池百合子）は、令和二年四月十五日に武漢肺炎に係る緊急対策の第四弾『令和二年度四月 補正予算（案）』を発表した。緊急事態宣言に伴い、休業要請（営業自粛）への実質的な補償金となる新創設「感染拡大防止協力金（九百六十億円）」を含む三千五百七十四億円を計上。補正予算の合計額は十五．九兆円となる。
第四弾までの対策費は八千億円台となる見込み。六月までに「都議会」臨時会へ今回の補正予算（案）を提案する。七月以降の対策補正予算については、五月中旬を目途に、第二回「都議会」定例会に提案する予定。
補正事項は以下の三区分。
- 新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する対策（一千四百五十五億円）；新「協力金」や新「東京都市町村新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金」の創設等
- 経済活動と都民生活を支えるセーフティネットの強化（二千七億円）；中小企業制度融資や文化芸術活動の幅広い支援等
- 社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越える取組（百十二億円）；テレワーク活用促進緊急支援や区市町村立学校のオンライン学習等の環境整備支援等
新協力金は、十六日から五月六日までの全期間に都の休業要請に応じた中小企業等へ最大百万円を支給。十三万件を想定する。中小企業への融資枠は、一千九百六十四億円。ビジネスに係る対策は以下の十九事項となる（再掲含む）。
- 「東京都市町村新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金」の創設（百億円）／総務局
- 「感染拡大防止協力金」の創設 （九百六十億円）／産業労働局
- 新型コロナウイルス感染症 緊急対策設備投資 支援事業（十億円）／同
- 中小企業制度融資等（一千九百六十四億円）／同
- 商工会・商工会議所等補助（二億円）／同
- 東京都中小企業振興公社による相談体制の強化（六百万円）／ 同
- 地域産業活性化に向けた緊急支援（二億円）／同
- 中小企業新戦略支援事業（団体向け）（一億円）／同
- 新型コロナウイルス感染症に係る休業等支援事業（専門家派遣）（二億円）／産業労働局
- タクシー・バス事業者向け安全・安心確保緊急支援事業（七億円）／同
- 飲食事業者の業態転換支援（四億円）／同
- 総合支援事業（〇．二億円）／同
- 総合支援事業（個人事業主向け）（同）／同
- 東京都ＢＣＰ策定支援事業（同）／同
- 中小企業における危機管理対策促進事業（〇．七億円）／同
- 事業承継・再生支援事業（〇．三億円）／同
- 中小企業人材オンラインスキルアップ支援事業（一億円）／同
- オンライン スキルアップ職業訓練（〇．二億円）／同
- 文化芸術活動の幅広い支援 （五億円）／生活文化局
問合せ先：財務局 主計部 財政課 03-5388-2669
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