腸内フローラ検査のサイキンソーとダイセル(4202)が資本業務提携、腸内細菌の新製品・サービスへ

【美容報道】 令和二年四月二十四日に腸内フローラ検査やDNA解析受託サービス等のサイキンソー(代取:沢井悠)は、大手化学品メーカーのダイセル(4202.T1)と資本業務で提携した。今回の資本業務提携の基に両社は新たに共同研究を開始する。


前者の技術「腸内細菌と病気との相関解析」と後者の技術「腸内細菌関与メカニズムの研究」を融合させ、更なる製品・サービスの開発を促進する。


前者は「細菌叢(さいきんそう)で人々を健康に」のミッションを掲げ、菌叢データから「次世代のライフスタイル」を提案するプラットフォームになる事を目指す。人の腸内細菌叢をDNA検査で明らかにし、AIで解析。様々な病気についての可能性や予防、生活改善に関する助言を行う腸内フローラ検査「Mykinso(マイキンソー)」を展開している。国内最大規模の約二万検体データ(四月現在)を保有しており、蓄積したデータをAI解析する事で様々な「未病」 を検知し、予防・改善を促す。

腸内細菌叢とは、腸内の微生物(細菌)の集まり。「腸内フローラ」。


後者は嫌気性微生物を用いた発酵をコア技術とした腸内細菌代謝物(エクオール「フラボセル(R)」等)を軸にヘルスケア事業を展開している。嫌気性微生物とは、増殖に酸素を必要としない微生物。


また、前者は自社の保有データを基にしたアルゴリズム技術等を、後者は腸内細菌叢の疾病に対する関与メカニズム解析技術等を応用し、業界における標準化・規格化を目指して腸内細菌叢の解析手法を進化させる。


画像:MykinsoPro/㈱サイキンソー

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