東京国際映画祭が作品の募集開始、五月二十九日からは「オンライン映画祭」

【社会報道】 令和二年四月二十八日より七月十七日までユニジャパン(理事長:迫本淳一)は、第 三十三回『東京国際映画祭(TIIF)』の作品エントリを開始した。本年の会期は十月三十一日から十一月九日までの十日間。本年のエントリ料は無料にした。


また五月二十九日から世界各国の映画祭とYTが実施するオンライン映画祭「We Are One: A Global Film Festival」に参加する。これは今までない試みで、十日間のデジタル映画祭として国際的な映画製作者のコミュニティを結集し、世界中の観客に無料で映画祭のプログラムを提供する。 世界各国二十の映画祭のプログラムが公開される。



「緊急事態宣言を受け、日本でも映画館は今休業に追い込まれていますが、私達は観客、製作者、運営スタッフの安全に専念し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ為に私達ができる事を考え続けています。そして、またいつか映画館に明かりが灯り、そこで世界中の映画を楽しめる日が来る事を信じて、映画祭の門戸を開いたままにしておこうと思います。」と、エントリ開始への思いの丈を述べた。


日本映画界の最高峰である東京国際映画祭では、現在世界の第一線で活躍する多くの監督達が新人時代に参加する一方、数々の実績のある実力派監督の新作等もプレミア上映してきた。本年も国内外問わず更に幅広い多くの作品を募集する。だが、今後も国内外の感染状況を注意深く見守りながら、場合によっては開催の可否を含め、改めて様々なオプションを検討する必要に迫られる可能性もある点に言及した。



若手のチャンス

 応募対象、メイン部門で最高賞の「東京グランプリ」を目指して世界中の作品と競う「コンペティション」部門、長編映画三本目までのアジア新鋭監督の作品を逸早く上映するアジアの若手コンペティション「アジアの未来」部門、海外への飛躍を強く意識した日本映画を紹介する「日本映画スプラッシュ」部門等。


「日本映画スプラッシュ」部門は、海外への飛躍を強く意識した部門だ。活況を呈する日本映画から、とりわけ個性が強く、独創性とチャレンジ精神に溢れる作品を紹介する。若手の監督や俳優達が大いに世界へ挑戦できる場だ。だが年齢には関係なく、一般公開された長編作品五本目以内の新進気鋭の監督達を対象としている。出品作品は、海外から招聘する国際映画祭プログラマやプレス、バイヤに積極的に紹介され、映画祭は作品の海外展開を積極的に推し進める。


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