大企業の社員が対象、アイデア無しで応募可|東京都『GEMスタートアップTOKYO』

【ビジネス報道】 令和二年六月十五日より東京都(知事:小池百合子)は、大企業等の民間企業で培われたノウハウやアイデアを起業や新事業創出に結びつける為の取組みとして新規事業『東京都新事業発掘プロジェクト(GEMスタートアップTOKYO)」の募集を開始した。七月三日まで。


新規事業は「『未来の東京』戦略ビジョン(二〇一九)」の内、スタートアップ都市・東京戦略「東京発ネクストユニコーン創出プロジェクト(戦略十一)」に属する。大企業からユニコーン企業を創るルートの一つだ。単体の予算は二.九億円。令和二年度より本戦略ビジョンは、プロジェクトの推進費として予算五千万円を初計上した。戦略は全二十。


新規事業では、社員が企業に属しながら新事業を立ち上げる為に、分野を超えた起業家やベンチャ キャピタリスト、各分野のプロフェッショナルとの協力で事業化に向けたサポートを実施する。ボーンレックス(代取:室岡拓也)が受託・運営する。


応募資格は「大企業等の民間企業に所属する個人」と「大企業等の新事業創出担当の事務局」と珍しい。申込み時点では、具体的な事業アイデアの有無は問わない。


新規事業の目的は、民間企業の中に潜在する優れたアイデア・シーズを活かし、イノベーションを巻き起こすスタートアップ輩出の活性化。社内から変革を起こしたい社員・新規事業担当者の応募を想定している。以下は流れ。


  1. プラットフォーム(事前プログラム、八月頃まで);  パネル ディスカスやワークショップ、プレピッチ等を全十回実施。ワークショップ及びプレピッチに一回ずつ以上の参加が必須。
  2. キックオフ イベント(九月上旬頃)
  3. 事業化プログラム(九月頃から三年三月まで); 参加者の中から二十チーム程度を選抜。実際に新事業創出に向けた取組みを行う方を対象に事業化プログラムを実施する。ピッチやメンタリング、VC等とのマッチング支援等を全十五回程度実施。
  4. 成果報告会(三年三月頃);当面はオンライン。

画像:㈱ボーンレックス

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