AbemaTVが三百万DL突破、報道機関化で格上げを狙うか

【ビジネス・芸能・社会ニュース】 インターネットテレビ局『AbemaTV(代取:藤田晋)』が、平成二十八年六月十一日で開局三ヵ月を迎える。五月二十一日には、アプリが三百万DLを突破した。オリジナルの生放送コンテンツやニュース、音楽、スポーツ等の番組、二十チャンネルを無料配信している。局名の「AbemaTV」は、カナダの子ども向けのストリーミング サービスに「AmebmaTV」があり、商標等の問題により回避した為だ。


同社の資本金は三億円で、株式はサイバーエージェント(4751.T1)が六割、テレビ朝日(代取:早河洋、角南源五)が四割を保持する。藤田代取は、ビジネスモデルに自信をもっており、四月二十一日の第二・四半期の決算説明会(サイバ社)時に「週次アクティブユーザ数」は百万UUで、運用で一千万UUを狙いマスメディア化する事を伝えた。下半期は変わらずに、動画事業へ九十億円の投資を行う。同局内での広告販売は、七月を目途にテレビ朝日と共に販売する予定だ。




<次の時代を創る、サイバ・カドカワ・報道府>

 同局のユーザ層は三十代の男性が牽引しており、十代及び二十代ユーザの獲得を仕掛ける。同時に『AbemaTV』は、ニュースサイト「AbemaTIMES」とYTチャンネルの運用を開始している。報道現在ではエンタメ系の記事が多いものの、同局と同サイトでは報道性(政治・経済・社会)も含ませており、サイバ社の報道機関化の野望も見え隠れする。


ITの世界で報道を一部行っているのは、「ニコニコ動画」を擁するカドカワ(9468.T1)。政治・社会の現場にも撮影班が訪れる。ハイムを擁する報道府(bizlinTV)も二十二年よりYTで報道を開始し国内ではネット界の古参であるもののB2Bと幅が狭い為、マスメディア化は到底に望めない。新たな時代を牽引するマスメディア系二社のコンテンツに注目されたい。

以下は同局のYTチャンネルより、比較的に人気度が高い二本だ。


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