政治団体『参政党』にブロックチェーンの予備選挙、党員が候補者を選ぶ

【政治考察】 令和二年六月二十七日に政治団体『参政党(事務局長:神谷宗幣)』は延期していた結党イベントを行った。参政党はYTにて仲間を募っていき、一年の準備期間を経て結党に至った。他の政党とは異なり、参政党はシンクタンクを標榜しており、社会活動の為のサークルと自負する。


地域の声が国政に届く様に新しいタイプの議員を育成し、政治に関わる「人材バンク」を創りたい。「松下政経塾」に系が同じであろうか。


特徴的なのは「予備選挙」。予備選挙は、党員が投票で政党の公認候補者を決定する仕組み。報道現在では、参政党から公認を受ける現職議員・立候補者は、面談(ボードメンバ)の後に運営党員によるスピーチ審査を受ける。不信任が三分の一以下で承認となる。



<党員主導で精鋭を選定>

 この予備選挙にはブロックチェーン技術を活用した「投票システム」を採用。一般的な手法による政党の公認候補者は、党執行部又は都道府県連の幹部議員等が決める。参政党は、各地域の公認候補者を党員が審査できる仕組みは日本には略存在してなかったと主張。これまでは党員は関与できず、自分が納得していない候補者が選ばれる点を指摘(例:自民党総裁選)。


この「公認選考プロセス」を地域の党員主導に切替える仕組みが、参政党の予備選挙となる。予備選挙では政策・人望・スピーチ力・資金力・スキャンダル耐性を党員が問う。参政党は予備選挙を党則に入れている。米国の政党よりも進んだ仕組み、と民主制を推し進めた。


参政党は六月に既にブロックチェーンの投票システムにて、現職議員と新人候補の信任投票を実施。投票中に意見が変わった場合にも投票やり直しができる。何回変更しても、一番最後に行われた投票内容を結果として反映し、一人一票を担保している。


画像:参政党

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