ZOOMを駆使した新・没入型体験の公演『Inside Theater Vol.1「SECRET CASINO」』

【芸能報道】 令和二年七月十五日にオンラインにてリアル脱出ゲーム等を企画・運営するSCRAP(代取:加藤隆生)は、新たな没入型体験シリーズ『InsideシアターVol.1「SECRET CASINO」』の先行体験会を開催した。Web会議システム「ZOOM」をふんだんに活用した公演となった。

本公演は十七日から八月九日まで。

※二十四日に再演決定。二十八日より九月二十七日まで。



「これは、あなたが登場人物となり秘密を探る、体験型の物語。」


舞台は、夜のあるタイミングにだけ現れる、秘密のリンクから入室できるオンラインのナイトパーティ。招待状を入手した人のみがアクセスをしてくる。パーティの目玉のカジノゲームやBARでの会話、音楽に酔いしれる等と愉しみ方は人それぞれ。ZOOMの機能を使い、五つの部屋を行き来できる点が好奇心を煽るだろう。


ユーザは、とある依頼を受けてパーティに潜入。依頼主の正体は不明だ。肝心の依頼の内容は「このパーティの秘密を探り当て、誰も死なせないこと」。これがミッション。


同公演は謎解きイベントではない、と謳う。正にWebを使った新たな没入型の体験公演だ。ここまで没入させる力は、演者も含め、天才的。本筋は当然、伝える事はできないが、斬新な発想に驚きを隠せないと思われる。オンラインでも「ここまでユーザを惹き込む事ができる」、という事実を見せつけた。


当日も各自がお酒や食べ物等、好きなものを用意して先行体験会に臨んでいた。ゆるりと展開していくのかと思いきや、とある局面より、顔出ししているユーザの表情が変わり、チャットがざわつき始める。


以下は、とあるユーザの感想。

先行体験させていただきました〜
生身の役者さんとやりとりしつつ謎を解いていくやつなんですがさすがライブ感あってドキドキしました
こういった100人規模の参加型ゲームがオンラインで楽しめる時代か〜 よきよき!主題歌も素敵!!


同社は前述の通りに「謎解きイベントではない」と。ZOOMを使った、あまりにも斬新な発想なので感じ方に参加者に整合性はないだろう。ただ、コロナ禍の夜において非常に「面白い。」と言い切れるコンテンツが誕生した事は間違いない。演目の完成に至った、ふんだんの試行錯誤の努力を感じさせられる。


記事:金剛正臣

写真:㈱SCRAP

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