STI検査普及・予防啓発のための『バブルサッカー大会』開催

【ビジネス・芸能ニュース】 平成二十八年六月四日、東京・芝公園にて『オカモト 二〇一六年度夏の取り組み発表会』が行われ、同社の常務取締役・池田佳司、LOVERS研究所所長でお笑い芸人チュートリアルの徳井義実が登壇した。同社は、昭和九年に設立され、ゴム・プラスチックの総合メーカーとして、自動車内装材や工業用フィルムといった産業用製品からコンドームや使い捨てカイロといった生活用品を製造、販売している。同イベントではSTI(性感染症)検査普及・予防啓発のためのイベントとして、商品の発表や「LOVERS研究所」の活動、夏に行われるレッドリボンカップ「バブルサッカー大会」の発表を行った。



昭和六十年に日本で初のエイズ患者が確認されて以来、コンドームの役割は単なる「避妊道具」から「性感染症の予防」へと変わり、医療機器としての役割が大きくなった。オカモトでは全体の売り上げの十㌫未満ではあるが、大きな核として力を入れており「使用感のない高品質のコンドーム作り」を続けている。しかし日本では先進国の中でもコンドームの装着率が極めて低く、エイズ患者の新規報告件数は右上がり状態。最近では梅毒も増加傾向にあり、様々な性感染症への予断を許さない状況になっている。「相手の事を想うのが愛なら、コンドームを着けることは愛」を信じるオカモトは、着用率をあげるため「LOVERS研究所」を立ち上げ、STI検査普及に取り組んでいる。




<バブルサッカーの決勝はお台場>

 LOVERS研究所の所長である徳井は、「僕も若い時は着けなくても、と思った事はあります。でも、それはやっぱり違う、相手の為にも付けるべきだと思う様になりました。」と若者へ向けてSTI予防のアピール。大人になったんですね、との司会者の声に「四十一歳、こんに大人に仕上がりました。」と会場の笑いを誘った。また徳井から「LOVERS研究所 presents 二〇一六夏 レッドリボンカップ バブルサッカー大会」の発表もあり、記者に向けたバブルサッカーのPRも行われた。




同大会の趣旨は、昨今若年層を中心に話題となっているバブルサッカーというスポーツと、HIV/AIDSを始めとするSTI予啓発と結びつけ、さらにフジテレビが行うイベント会場で決勝大会を実施する事により、参加者だけでなく、広く国民に向けた情報発信を行う事を目的としている。七月より全国四都市(東京・愛知・大阪・広島)で地方予選が行われ、全国大会は「お台場みんなの夢大陸/フジテレビ」で開催される。



記者:原田眞吾×撮影:金剛正臣

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