【ビジネス・芸能考察】 昨年末から新たなMV(ミュージックビデオ)の形として、従来の十六対九の横長のミュージックビデオとは異なる、スマホの縦長サイズに合わせたこれまでにはない新しい映像が続々と誕生している。
歌手の秦基博(庚申)が♪「聖なる夜の贈り物/オーガスタレコード」のMVを縦型と横型の二パターンを発表した。続く本年一月には歌手の倖田來未(壬戌)が♪「On And On/rhythm zone(画像引用)」のMVとして縦横の二パターンを発表。こちらの映像は前者のモノとは少し異なり、セルフィーシーンを豊富に盛り込み、リスナーとテレビ電話をしているかのような作品に仕上がっている。直接倖田自身と話しているようなセルフィーシーンはファンにとってはたまらないシーンとなっている。
<アイデアの宝庫の縦>
更に革命的なのは四月二十七日にリリースされたリリカル スクールのメジャーデビューシングル♪「RUN and RUN/キングレコード」のMV。このMVは、スマートフォンでの鑑賞を想定した縦型専用のMVとなっており、驚きは動画をスタート時点で始まる。iPhoneに届いたLINEメッセージを見るために、パスコードを解除するところから始まり、その後もFaceTimeの通話画面にメンバーが映ったり、Twitterのタイムライン画面に歌詞とメンバーが歌う様子が表示されたりと、まるでスマホをジャックされているような感覚になる。
また、この動画はすべてスマホで撮影されているというのがポイントだ。ネットでも話題を呼び、各メディアがこぞって取り上げるほどの人気だ。これからの時代は横型のパソコンから縦型のスマホの時代に変わっていく可能性がある。
記者:原田眞吾
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