【芸能ニュース】 平成二十七年六月三十日に東京都庁にて、第一回となる『東京のグランドデザイン検討委員会』が行われた。本委員会のテーマである「二〇四〇年代の東京」について各ジャンルの有識者八名が集まり、各自がプレゼンを行った。
芸能のジャンルから選定された音楽家の椎名林檎は、東京を芸の本場に据えたい意志を表明。減少する劇場への危惧から舞台芸術の質の低下を危険視。シンギュラリティについても触れ、一九七〇年の大阪万博からちょうど半世紀の二〇二〇年に東京万博を仕掛ける計画を挙げた。
<英語にない日本の粋をカタチに>
この東京万博は、既定の万博と異なる。東京が主体となって、この半世紀に日本が生みだした宝物を未来の子どもだちへ託すもの。都市型オブジェの様な概念で、且つ、英語に翻訳し難い日本の“粋”を海外にアピールする。
日本人として母として行った当プレゼンは、通常のビジネス プレゼント異なった。和服に身を包んだ椎名のプレゼンの後半にはBGMが流れ、まるでプレゼンではなく小説の朗読の様な印象を与えた。日本の音楽を牽引する椎名らしい優れたプレゼントなった。
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