【教育報道】 令和二年九月四日に永谷園(取締役社長:五十嵐仁)は、「東京学芸大」付属小学校・今里衣 栄養教諭が監修した『栄養ちょい足しレシピ』を公開した。
同社は、代表商品である「お茶づけ海苔」等の「お茶づけ」シリーズを活用した、忙しい朝でもササっと用意でき、子どもの三つのスイッチONをサポートする朝の新習慣「めざまし茶づけ」を今夏に提案している。今回のレシピは、めざまし茶づけに食材を載せて、栄養をプラスしたもの。
朝の茶漬けにつき、里衣教諭は米でブドウ糖を摂れ、更に水分と塩分も同時に摂る事ができると朝食に勧める。寝ている間にヒトはコップ一杯分の汗をかいている。目覚めの朝に水分と塩分を摂る事が重要だ。だが、子どもは進んで水を飲まない事が多く、水分不足になりがちとも指摘した。
<子どもだけじゃない朝の三つのスイッチ>
また国立成育医療研究センター(理事長:五十嵐隆)は、コロナ禍によって生活リズムに関する質問でコロナ禍の前後を比較。七割以上の子ども・保護者が「起床・就寝時間がずれた」と回答した。生活の変化を余儀なくされ、リズムを乱している子どもが大多数を占める。里衣教諭は「寝てる間にも頭は働いていて、エネルギを使っています。だから、朝はエネルギー不足。お子様がぼーっとするのは、エネルギ不足だから、という理由が多いんです。」と語る。
身体を目覚めさせる三つのスイッチがある、という。それは頭・身体・お腹のスイッチ。朝ごはんを食べている子は、問題の正答率が高い傾向にある(平成三十年度「全国学力・学習状況調査」/文科省)。朝ごはんを食べている子は、スポーツテストの結果が高い傾向にある(令和元年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」/スポーツ庁)。毎朝の朝食で生活リズムが整い、排便リズムも整える事にも繋がる。
今回のレシピでは、DHAやEPAが含まれる魚等を足す。茶漬けにサバ水煮缶とかつお削り節等を載せた。里衣教諭は、子どもが楽しく食事を摂りながら、栄養や献立に興味をもってもらえる様に工夫をこらした献立づくりや給食業務、食に関する指導に励んでいる。著書に「まかせてね 今日の献立シリーズ/汐文社」がある。
画像:㈱永谷園、「コロナ×こどもアンケート」第1回調査報告書/国立成育医療研究センター、
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