改憲勢力が七割か、予測率九割超のヤフー最終

【社会・政治ニュース】 平成二十八年七月七日にヤフー(4689.T1)の「ビッグデータレポートチーム」が公示後の六月二十二日から七月三日のデータを用い、『参院選二〇一六』の最終予測となる『ビッグデータが導き出した第二十四回 参議院選挙の議席数予測(画像引用)』を公開した。今回は、慶応大学生の予測(公示前十八日間)も併せて表記している。


安倍晋三(甲午)総裁の任期中で最終の参院選となる今回。任期中の改憲を実現する為には、改憲勢力を三分の二にしておく必要が安倍総裁にはある。衆院は既に自公で三分の二超だ。同社予測の結論は、六十八㌫が改憲勢力(自民・公明・維新・こころ)となり、僅かに三分の二を超える見立て。改選後の参院全体で、自民は百二十七(単独過半数)、公明は二十一で与党六十一㌫。




<この短期間で何が起きたのか>

 次に前回予測との違い(この短期間の世論の動き)を視る。前回と比べ、自民は四増、公明は一減。民進は二増、共産は五減、維新は二減、その他が二増となった。比例区と選挙区に分けて細部を探る。比例区においては、自民・公明ともに変わらず。民進一増、共産二減、維新一減、その他二増となった。民進とその他が増え、共産と維新が減らしている。


選挙区においては、自民は四増、公明は一減。民進が一増、共産が三減、維新が一減、その他は変わらず。自民と民進が増え、公明と共産と維新が減らした。国政選挙は十万、百万単位で一つの議席が動く。データ集計期間の十二日間で、少なくとも予測の範囲内で八百万人以上の主権者の投票先が変わった事になる。大方はニュースや演説、直接のお話しで投票先を変える。特に選挙中の失言は甚大なダメージを被る。自民は「百合乱(小池の乱)」の扱い方に神経を尖らせている。一つ間違えれば、女性蔑視・軽視となり大勢が変わる可能性を秘めている。


選挙は生ものだ。四日から十日迄の最終七日間で、大勢は大きなニュースがなければ変わらないだろうが、議席数は微増・微減するもの。その一議席には、人の人生が関わっている。議員かフリータか。周囲の協力者も含めたら大きな人数だ。だから候補者と応援者は「投票箱のふたが閉まるまで、気を抜かない。」と口を揃えて云う。

(了)

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