【政治ニュース】 平成二十八年七月八日に千葉・新浦安にて、『参院選二〇一六』の千葉選挙区から自民公認・公明推薦として立候補している新人・元榮太一郎(乙卯)が街頭演説を行った。応援には自民党の農林部会長・小泉進次郎(辛酉)が駆けつけた。選挙活動残り二日で小泉が元榮の背中を押す。
報道各社によれば改選三議席の千葉選挙区で、自民現職・猪口邦子(壬辰)が当確ラインである。自民新人の元榮は、民進現職・小西洋之(壬子)と肩を並べ、共産新人・浅野史子(庚戌)が後を追う。元榮は、弁護士資格を有するアントレプレナで、弁護士ドットコム(6027.TM)の代取。第二東京弁護士会に所属し、弁護士法人「法律事務所オーセンス」代表弁護士を務める。
<議員立法する>
法律トラブルに直面した際に、泣き寝入りの無い社会を作りたい一心で十一年前に弁護士ドットコムを自宅で立ち上げた。経営者として“痺れる”程の八年間の赤字時代をユーザからの「ありがとう。」という感謝の言葉で歯を食いしばって耐え抜き、一昨年にマザーズ上場を果たした。元榮の主旨に賛同した弁護士は総勢一.一万人にのぼり、国内弁護士の三.五人に一人となる計算だ。法律のみと関わってきた他の弁護士と違い、自らが上場企業の経営を行い、苦悩を経験した日本初の弁護士兼代取。
街宣車の上では、「一人でも多くの方々が安心して暮らせる社会を実現する為には、法律を一本つくる。法体制を一つ実現する。新しい取り組みにも挑戦したい。」「中小企業、小規模事業者を盛り上げたい。」と。参議院として国政に入ったあかつきには、「先ずは地域(千葉)から経済を盛り上げて、日本全体の経済を良くする。」「私、元榮太一郎、責任をもって皆さんのお財布にまで給料・ボーナスが反映されて、元榮太一郎に任せて良かったな、あの四十歳なかなかやるなと言っていただけるまでやります。」と言い放った。
土建千葉を強く
演説では、元榮の苦労と国民の生活を良くしたい、変えたいとう想いが立ち姿・声・眼差しから感じ取れた。声を枯らして主権者に訴えかける元榮の姿には心を動かされた。元榮の公約は以下の四つ。
- まじめな人たちが希望を持ち、安心して暮らせる社会に!
- 生活に直結する問題を解決できるシステムも整備を推進する
- 千葉の経済をもっと元気に、パワーアップする
- 全国でも有数な千葉県農業のさらなる拡大・発展をめざす
<子どもからシニアの政界スター・小泉進次郎が新浦安に降り立つ>
五年前の震災で浦安は地面の液状化、停電が起きた。「復旧復興に尽力した自衛隊の活動を憲法違反と思う市民はいない、共産党支持者の方でも、自衛隊の予算を人を殺す予算と思ってる浦安市民の皆さんはいないと思う。全ての政党の演説を自分で聞いて自分で考えて、行動してこれから六年間決して後悔することのない、そんな一票を投じて欲しい。」と訴えた。
今回の選挙での野党の主張に対して「とにかく自民が嫌い」と早々に切り出し、野党が一丸となって現在の安倍政権を止めようとしている点を強調。野党連合では共通である“安倍政権を止める”以外の政策に野党共通政策はほぼなく、今回の参院選後に何をするのかはっきりと述べていないと断言。共産の自衛隊に対する考えの矛盾を指摘し、野党共闘今後も続けられなければ参院選後にバラバラになり、野党の弱体化する未来を示した。
強い与党、強い野党で互いに切磋琢磨が必要
野党の批判だけかと思われた前半の演説から一転し、後半では今後の国の政策において実力が拮抗するような野党が必要であると訴えた。「今の日本の政治に必要なのは強い与党と、強い野党。強い与党がいて、いつ政権交代を起こすかわからない野党がいて、初めて切磋琢磨して緊張感をもった政治ができる。」と述べ、自民党の独壇場では無く、適していない法案や政策について、反対位意見・代替案を提案できる、そして与党を納得させられる野党が必要だと述べた。
記憶に新しい、新安保法制の立法時に起こった元気会・松田公太 代表(当時)が提出した改正案を取り入れる等、野党の意見を自公が取り入れることは実際に起こっている。小泉は、今後与党と野党が互いに凌ぎを削り、より豊かな国・国民の為に政治をしてゆく未来を望み実現させようとしている。
<総理級の人気健在>
演説最後には、今後の未来について「日本に必要なことは発想の転換。人口が減るものは減ると嘆くのではなく、考えて、減った中で子どもたちに渡せる豊かな国づくりをしていこう。今回の選挙で求められていることは、一人ひとりが自分の頭で考えること。」と主権者に希望を与えた。
小泉の演説中には子ども達が「しんじろー!」と応援する一面が見受けられた。その声援に応える小泉とのやり取りに会場は和やかな雰囲気に包まれ、笑みがこぼれた。目算で二千人を超える主権者達の中、小泉と元榮は演説後に街宣車から地に降り挨拶に回った。小泉の人気は色濃く、その囲まれる様はまるで一国のスターであった。
『参院選二〇一六』千葉選挙区:もとえ 太一郎(Motoe Taichiro.乙卯)/自由民主党
撮影記事:岡本早百合
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