【ビジネス報道】 令和二年九月十四日にイベント プロデュース事業を行うグローバルプロデュース(代取:光畑真樹)は、コロナ禍で大きく変化したイベントについて二十代から四十代の社会人・三百三十三人にアンケート調査を実施・公表。イベントの中でも社長や役員等の経営層のプレゼンについて聞いた。
この調査は、オンライン会議にも転用できるだろう。
二十代が経営層のプレゼンを聞きたいと思わない理由の一位は「話が上手くない」。聞きたいのは「考え」と「方向性」。帰属意識の確信をもちたいという声もあった。
社内イベントで社長や役員のプレゼンを聞きたいかどうか。聞きたいと思わないとしたら、その理由は何かを聞いた。残念ながら、二十代のみが聞きたいと思う人より、聞きたいと思わない人の方が上回る結果になった。聞きたいと思わない理由には三世代から「話が上手くない」「いつも同じ事を話す」「話が長い」という回答。特にもっと若い二十代からは「話が上手くない」「話が長い」という理由を挙げた人が多数となった。
一方、社内イベントで社長や役員のプレゼンを聞きたいと思う人に、聞きたい内容を聞いた所、「考え」「方向性」「営業時の指針」「今後の自分の働き方」「日々の仕事内容」の順となった。「帰属意識の確信」では二十代の比率が最も高く、三十代が最も低かった。
<今後はハイブリッド型へ>
オンライン イベントでは、リアル イベントの強みである“臨場感の力で熱量を伝えられる”メリットがなく、内容や画面に表示される映像に集中できる良さがあるからこそ、話の構成・スライドの魅せ方・話し方の演出が重要となる。リアルとは異なる細部までの準備が必要と同社は考える。
同社は以前からリアルを主体にオンラインでの配信も対応していたが、“コロナ”を期に逆転。オンライン「Live Convention」の開催が中心となった。数多くのオンラインを企画する中で、リアルとは異なる利点が明確に。「オンラインだからこそ」の構成や演出を組み立てている。
中でも、今回の調査結果にある「社長のプレゼン」の演出はイベントの成功において重要なポイント。同社でもスライドの作り方やスクリーンの大きさ、音響等の環境作りから、プレゼンのシナリオ、話し方や目線の配り方まで細部に亘って演出をしている。
報道現在では、リアルとオンラインの各利点を生かして共存する「ハイブリッド イベント」の開催希望が増。ハイブリッドは来年以降のイベントの主流になると実感している。
イベントは情報発表の場から、ややエンタメに傾斜していくだろう。
画像:㈱グローバルプロデュース
0コメント