【ファッション報道】 老舗の繊維専門商社・ヤギ（7460.T2）は、令和二年九月十六日に全アイテムが抗ウィルス素材でできた日本初の抗ウィルス・トータルウェア ブランド『ＶＩＢＴＥＸ™』の販売を開始する。同社と高橋練染（代取：高橋聖介）が共同で抗ウィルス加工を施した生地素材を新開発した。
ブランド名は「ＶＩＲＵＳ ＢＬＯＣＫＩＮＧ ＴＥＸＴＩＬＥ」の頭文字。ブランド メッセージは「ＦＯＲ Ａ ＷＯＲＬＤ ＷＩＴＨＯＵＴ ＦＥＡＲ．」。
コンセプトは「ウィルスと戦う、すべての世界市民を守る服」。ユニセックスで展開する。併せて、新開発した抗ウィルス機能を有す生地素材は、パートナ ブランドへ提供を開始する。アパレルを始め、ベッドシーツやヘッドレス カバー等の抗ウィルス機能が求められる、あらゆるシーンで活用できる。
全アイテムはオール ホワイトで統一。他色は展開しない。今回の新生地で作った抗ウィルスのハンカチも付属させる。アイテムは十四種類。Ｔシャツ、ロゴＴシャツ、ロングスリーブＴシャツ、パーカー、スウェット、スウェットパンツ、シャツ、コート、キャップ、グローブ、マスク、ショッピングバッグ、ネックウォーマーとハンカチ。
ビジュアルにはラップユニット「ｃｈｅｌｍｉｃｏ」を起用。不安定な社会状況の中でも、確固たる意志で楽曲制作に取組む姿勢に共感した。テーマは「ウィルスからの解放運動」。ＶＩＢＴＥＸ™を全身に纏ったｃｈｅｌｍｉｃｏの二人を先頭に、想いを同じくした多国籍なモデル達がウィルスへの抗議行動をエネルギッシュに展開する様子を描いた。
化学
化学的メカニズムは、加工技術の基となる「ＤＥＯ ＦＡＣＴＯＲ® Ａｎｔｉｖｉｒｕｓ」の成分に含まれる天然鉱物ミネラルが、空気中の酸素と水分と化学反応をし、ＯＨラジカル（分子）を生成する。このＯＨラジカルの優れた酸化力により、繊維上の特定のウィルスの数を減少させると共に、細菌を減少させる事で、臭い・カビの発生も抑制する。
「ＤＥＯ ＦＡＣＴＯＲ® Ａｎｔｉｖｉｒｕｓ」は、ボーケン品質評価機構による機能試験において、ウィルスを生地表面上に接種後、二時間で特定のウィルス数を大幅に減少させる事を証明した。「ＳＥＫマーク／繊維評価技術評議会」も取得済み。
写真：㈱ヤギ
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