【ビジネス報道】 令和三年二月十九日に中小企業庁/経産省と事業承継ネットワーク全国事務局(野村證券)は、全国の中小企業の承継予定者を対象に新規事業プランを競うピッチイベント『アトツギ甲子園』を開催する。二年九月十四日よりエントリの受付を開始した。参加費は無料。十二月二十二日まで。
本事業は「プッシュ型事業承継支援高度化事業/同庁」の一環で、四年目。
全国の三十四歳までの若者の承継予定者に限定(昭和六十一年生まれ以降)している。彼らをアトツギと命名。同庁による全国区での開催は初。新規事業の実現に向けて販路開拓・資金調達・技術開発・人材採用等の課題を解決する為のビジネス パートナを求めてビジネス プラン(アイデア)を求める。運営は、新規事業開発支援を手掛ける「ベンチャー型事業承継(代表理事:山野千枝)」。
本事業は若者にとって中小の承継機会。アトツギ甲子園を以て、社会的気運を醸成し、事業承継の推進のみならず、新規事業による中小の成長促進を目的とする。
<アトツギの可能性>
十月から二ヶ月間に亘り、北海道・宮城・東京・大阪・愛知・広島・香川・福岡・沖縄の九地域にて全十四回の「新規事業開発支援プログラム」を実施する。更に「ベンチャ型事業承継」を支援する研修講師や専門家を各地に増やす為に「ファシリテータ養成プログラム」も全国五箇所において実施予定。
本事業を機に、アトツギの新規事業開発支援は全国に拡がり、アトツギとして経営者になる事を志向する若者が増えると期待している。
経営者に成るには、何も一から事業を立ち上げる必要はなく、既にある事業(一連の仕事)を引継ぐ事もできる。最下部のPVでも「アトツギ≠イノベータ」と記している。自身のアイデアでDXする視点は、若者には至極、簡単だろう。何を効率化したら良いか、直ぐに分かるので、生産性が上がり、利益が増加しやすい。
今回のイベントはM&A等のマッチングを行うものではない。
尚、運営の同社団は、「アトツギ ベンチャをカルチャとして定着させる」事がミッション。承継予定者の新規事業開発支援に取組んできた。今後も各地の自治体や支援機関、民間企業と連携しながら、挑戦するアトツギの為の環境整備により一層尽力する。
画像;㈳ベンチャー型事業承継
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