大手町でインキュベ・アクセラ拠点を運営するFINOLABがスタートアップ向けファンド五億円を組成

【ビジネス報道】 令和二年九月二十三日に日本初・最大規模のインキュベーション及びアクセラレーション拠点を運営するFINOLAB(代取:伊藤千恵)は、スタートアップ企業に対する出資ファンド『FINOLAB FUND』を設立した旨を発表した。

運用期間は十年、総額五億円。


同社がジェネラル パートナ(GP)。リミテッド パートナ(LP)は三菱地所(8802.T1)と株式会社電通国際情報サービス(4812.T1)。


FINOLABのミッションは「未来への想いを、独り立ちさせる。」。これに基づき、社会課題を解決し、 「ニュー・ノーマル」を創り出すシードからアーリー ステージのスタートアップ支援を目的とする。


新ファンドの理念は、共闘する投資。それは未来の世界をより良くする様な様々な「覚悟や信念」。今は小さくても、弱くても、そこに可能性がある限り、希望も絶望も分かち合いながら共に闘い続け、その「価値」を世界に証明して独り立ちさせる。


同社は、平成二十八年にプロジェクトとして発足して以来、FinTechのビジネス コミュニティ運営を通じてスタートアップ エコシステム(生態系)の創出に注力してきた。令和二年六月からは、 スタートアップがコア事業の成長にリソースを集中できる様にバックオフィスや情報システム部の業務支援サービス「SUBPOSI(サブポジ)」を開始している。


今回のファンドからの出資機能を有する事で、同社での実証実験やマーケティング支援等等を更に一歩踏み込んだアクセラレーションが可能となる。また、スタートアップの支援を強化する事で、他のスタートアップや大手企業との協業プロジェクトを創出し、コミュニティの更なる活性化・価値向上にも繋げていく。


=ファンドの特徴=

 技術⾰新と社会変化に伴う産業構造の再構築を捉え、次世代の本流を創るスタートアップを創業期からサポート成長軌道に乗せていく事に特化したファンド。コミュニティ運営の経験と業界内ネットワークを活用して出資先の個別ニーズに応じたアクセラレーション チームを組成し、企業価値の向上(バリューアップ)を図っていく。


同社のエコシステムとサプポジの利用により、以下の様な実務レベルの支援プログラムを実施する。

  1. 協業先/取引先とのビジネス マッチング
  2. 資本政策の策定
  3. 実証実験の企画・運営
  4. 動画コンテンツ、イベント開催等によるマーケティング
  5. 情報セキュリティ管理、コンプライアンス、ガバナンス強化

画像:㈱FINOLAB

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