就業困難者を二割雇用で最大七千万円(五年)|都認証『ソーシャル ファーム事業者』募集開始

【ビジネス報道】 東京都(知事:小池百合子)は、令和二年十月九日よりソーシャル ファーム(SF)の創設・活動を支援する為に都の支援対象となるSF(東京都認証SF)の事業者の募集を開始した。締切りは十一月三十日。認証は三年三月を予定。

東京しごと財団(理事長:小沼博靖)が受託・実施する。


SFとは、就労困難者を雇用する社会的企業の事。認証されたSFへは、創設・運営に係る費用の一部を五年間に亘って補助する。補助限度額と補助率は以下の通り。括弧内の金額は、加算額。認証基準を超えて雇用した場合に加算する。

  1. 整備・改修費等(初年度):2,000万円;3分の2
  2. 運営費(1~2年目):1,150万円(1,400万円);5分の4
  3. 同(3~4年目):900万円(1,150万円);3分の2
  4. 同(5年目):650万円(900万円);2分の1



就労困難者を従業員総数の二割以上雇用。且つ、三人以上の雇用が数的条件。就労困難者とは、「就労を希望しながら、心身の障害をはじめ社会的、経済的その他の事由により就労する事が困難である者」。且つ、「認証審査会において配慮すべき実情等に応じた支援が必要であると認められた者」の事。 


認証基準の一つに、事業活動が「都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例(令和元年)」第三条に定める基本理念に即していると認められる事がある。

第3条 就労の支援は、都民一人一人が等しく尊重され、その個性と能力に応じた就労を実現し、社会を構成する一員として誇りと自信を持って活躍することを旨として、推進されなければならない。
2 就労の支援は、都、都民、事業者等が相互に理解を深め、社会の一員として共に活動しながら支え合うソーシャル・インクルージョンの考え方に立って、推進されなければならない


申請には、原則として説明会への出席が必要。第一回は、十月二十二日にベルサール神保町にて。第二回は、二十七日に立川商工会議所にて。共に同じ内容。各回百名(事前予約が必要。先着順)。一事業者につき、三名まで。東京しごと財団で予約を受付けている。


=説明会への予約先=

(公財)東京しごと財団 雇用環境整備課 ソーシャルファーム支援係

 電話番号:03-5211-1600(平日9時~17時)※平日12時~13時、土日・祝日、年末年始は除く


画像:㈶東京しごと㈶

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