介護向き、米粒が見える漆茶碗は新田恵利×宮内庁御用達

【ビジネス・芸能ニュース】 平成二十八年八月二十五日に東京・東神田にて、創業明治二十七年のカインドウェア(代取:渡邊喜雄)は『Eri Nitta by KINDCARE』新商品発表会及び懇親会を開催した。元おニャン子クラブの会員番号四番の歌手、新田恵利(戊申)が登場し、自身による高齢者向けの新ブランド「Eri Nitta by KINDCARE」の商品第一弾である漆器セット「恵(五点セット)」をプレゼン。KINDCAREは、同社が六年より開始したヘルス&ケア事業の一環となる。


新田は商品コンセプト及び製作経緯を語った。二十六年に同居する母親が要介護になり、「母の眼が悪くなり、お茶碗の中のお米粒が見えにくいらしく、中に色がついている茶碗を探しているのですけど、なかなか無いのです。」と、介護生活から気づきを得た。そこで同社とのコラボにより、白の米粒が見えやすい茶碗の製作に着手。まず材質に漆器を選び、大きさや重さを検討。手になじみやすいフォルム、軽くて割れにくい、ぬくもりはあるが手に熱が伝わり過ぎない。細部に拘りをみせ、お盆(トレイ)も大き過ぎず、安定感のある物にした。




<白いお茶碗に白いお米は見えないよ>

 漆器は、大正八年創業の宮内庁御用達である漆器専門店「山田平安堂(代取:山田健太)」。新田のアドバイスを基に作った。五点セットの商品は、めし椀・汁椀・小鉢(大、小)・お盆で黒と朱の二色展開。漆器の為、熱い料理を載せても安心して持てる。めし椀はボウル型で片手に収まる形状だ。汁椀等には、手から滑り難い様に小指程度の幅の凹凸を周囲に包んだ形状がデザインされた。お盆自体には、表面に筋を入れ食器が滑り難い工夫を凝らした。食器の底面には新田が書いたブランド名の「恵」、内面には「e」の紋がある。


渡邊代取は、「今から二十数年前ですけれど、まだ日本が高齢化社会になる前は介護の売り場もない状況でした。最期の親孝行として思い出深い、そういうものが、そういう世の中が創れないだろうか。」と憂慮し、同社の百周年記念事業としてヘルス&ケア事業を立ち上げた。明るく楽しい老後生活の実現に一助する。また介護を担う人へ役立つ商品・情報発信を使命の一つに掲げる。今後も新田商品を展開していく予定だ。

商品の価格は二万五千九百二十円(税込)。発売は九月二日より開始。同社Webショップ「素敵クラッセ Online Shop」にて販売される。尚、特典として百セット限定で新田直筆サイン入りメッセージカードが付く。


Eri Nitta by KINDCARE/㈱カインドウェア』新商品発表会&懇談会


撮影記者:金剛正臣

© FPhime

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