『時間格差』バブル世代・本田直之 代取が「ユビキタス・ノマド」で若手の人生のロールモデルに

【人生考察】 令和二年十二月二十五日にレバレッジコンサルティング・本田直之(戊申)代取は、『今の日本人は「収入格差」よりも「時間格差」で人生に差がついている/プレジデント』を寄稿した。本田代取は近著に「パーソナル・トランスフォーメーション/KADOKAWA」がある。


記事の見出しにある通り、本田代取は本質を突いた。今の日本社会は「収入較差(数字の開きなので“格差”ではなく“較差”)」という結果の原因には、「時間格差(ここは品質レベルの問題なので、“格差”)」があるとの指摘だ。本田代取はコロナ禍による働き方の変化によって、以下の様に述べる。


家にいるので、時間が増えても自己管理能力がない人は、その時間を浪費に回してしまいかねない。誰も監視していませんから、何をやってもいい。自己管理できない人は、ダラダラとテレビやゲームにはまったりして、せっかくの時間を無駄に使ってしまっているのです


実際にはコロナ禍だけでの問題ではないが、本田代取は今後更に「時間格差」が開き、結果として「収入較差」が広り続ける点に警鐘を鳴らす。自身は十年以上も日本とハワイを軸に、世界でビジネスしている。また友人のヤフー取締役が地方へ移住した事例に挙げ、以下の様に述べた。


もちろん地方移住をずっと考えていたのだと思います。それが可能になる時代が、コロナによってやってきてしまったのです。そして、役員という要職にありながら、あっさりと移住を決断してしまった



<時間そのものを管理・運用していく>

 正に、そういう時代に入ったと思われる。第四革命(AI・ロボ)で最も変わる事は技術ではなく、人生自体だ。彼は仕事とプライベートを分けない。一体化させている。未来、これは政治家も同じになるだろう。先ずは地方政治の「土日・夜間議会」等でリモートが進んでいく。経営の取締役会もリモートが進み、組織の意思決定はデジタルが主となる。


これは組織の大小が関係ない。零細の方が小回りが利く為、リーン スタートアップからのユニコーン企業への変容は基本スタイルとなる。時間という現金よりも価値が高いものを如何に管理・運用できるか。それが「時間格差」時代に上位へ成れるポイント。ヒト・モノ・カネ・情報を管理・運用するよりも時間そのものを管理・運用する。


それは自身の時を司る者。


本田代取は金銭について触れなかったが、令和時代に現金は重要ではない。「信用創造」できるか、否か。その者の生産力(仕事)に信用があるか、否か。「信用創造」できる者は、何時でも何処でもノマド型に成れる(ユビキタス・ノマド)。


本田代取は、優れたバブル世代の実業家であり、若手へロールモデルを指し示した。


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