【芸能ニュース】 平成二十八年十月八日より映画『少女/東映(9605.T1)』が公開となる。同作は、小説家・湊かなえ(癸丑)の百万部突破ベストセラ小説「少女」が原作となる。映画「告白(二〇一〇)/東宝」「白ゆき姫殺人事件(二〇一四)/松竹」、連続ドラマ「夜行観覧車/TBS」「Nのために/同社」等で湊の映像化作品の全てがヒットを記録した。
本作でメガホンを取ったのは三島有紀子(己酉)監督。NHKに入局後に「NHKスペシャル」「トップランナー」等の数多くのドキュメンタリを企画・監督しキャリアを積んだ。そして映画を撮る為に独立。加・モントリオール世界映画祭では特別招待作品に「ぶどうのなみだ(二〇一四)/アスミック・エース」、人気コミックの映画化「繕い裁つ人(二〇一五)/ギャガ」等、女性の心を惹きつけてやまない三島監督の作品。本作では純粋さと残酷さ、儚さと強さ、青春とミステリを内包する湊かなえワールドに挑み、新題材や新表現で、極上のエンターテイメントを生み出した。
<稲垣吾郎らがスパイスを加える>
主人公の由紀と、その親友・敦子を演じるのは本田翼(壬申)と山本美月(辛未)。映画「アオハライド(二〇一四)/東宝」の主演等の数多くの映画やドラマを経て、着実に女優としてステップアップする本田。一方、映画「桐島、部活やめるってよ(二〇一二)/ショウゲート」からホラー映画「貞子vs伽椰子(二〇一六)/KADOKAWA」まで、幅広いジャンルで活躍する山本。人気実力派の二人がこれまでに無い一面を披露し、闇を抱える十七歳の高校生を演じた。その他にも稲垣吾郎(癸丑)や真剣佑(丙子)、佐藤玲(壬子)、児嶋一哉(壬子)ら演技派が脇を固める。
本作は原作の湊と監督の三島、主演の本田・山本の四人の女性達が仕掛ける、“死”に纏わる禁断の世界を描いた長編ミステリ。女の中に潜む“闇”を艶美に繊細に、そして力強く映し出していく。十月八日から全国で公開する。
=あらすじ=
十七歳という年代を生きる少女たちは、暗闇のなかで綱渡りをしているような、そんな危うい毎日を生きている。少女たちはどんな闇を抱えて生きているのか。自分自身に向ける「死にたい」という想い、他者に向ける「死ねばいいのに」という想い。死というものが何なのか分からないからこそ、少女たちは死に興味を持つ。女子校のなかに潜む闇、そこで生きる2人の少女が抱える闇、物語が進むにつれて点と点がつながっていく。そして“死”というキーワードによって導き出される結末には一体、何があるのか? ヨルの綱渡りの先にあるものとは……。
=クレジット=
原作:湊かなえ『少女』(双葉文庫)
監督:三島有紀子 脚本:松井香奈/三島有紀子 音楽:平本正宏
主題歌:GLIM SPANKY「闇に目を凝らせば」(ユニバーサル ミュージック)
出演:本田 翼 山本美月 真剣佑 佐藤玲 児島一哉 菅原大吉 川上麻衣子 銀粉蝶 白川和子 / 稲垣吾郎
©️2016「少女」製作委員会
画像提供:東映(9605.T1)
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