蓮舫「次の内閣」が発表、安倍内閣と総選挙で勝負

【政治ニュース】 平成二十八年九月二十六日で第二党の民進党(代表:蓮舫)は、第十五回 常任幹事会を開催し、『蓮舫「次の内閣(Next Cabinet)」名簿』を公表した。同日より第一九二臨時国会が始まった。「次の内閣」は同党の最高政策決定機関である。党の運営に関しては審議しない。前民主党時代より十一年より設けている。自民党(総裁:安倍晋三)の「総務会」に同位。この「次の内閣」が認めたものが同党の方針となる。


同党の規約第十一条で設置した蓮舫「次の内閣」で、来る総選挙に挑む事になる。第二党の民進党・蓮舫「次の内閣」と第一党の自民党・安倍内閣を選択する、という趣旨だ。但し、両党とも必ずしも当該名簿に記載した者が大臣に就くとは限らない場合がある(自民党の場合は「シャドウ・キャビネット」と云う)。



蓮舫代表は、新体制として一回目の同常任幹事会の冒頭で、「皆様の高い専門性を以って支えて頂きたいし、共にこの民進党をしっかり国民の皆様方に選んで頂ける政党にしていきたいと改めて思っております。」と挨拶した。「次の内閣」は、以下の通り。役職の前に“ネクスト”が付く。


  1. 総理;蓮舫
  2. 副総理;細野豪志、江田憲司
  3. 官房長官;大串博志
  4. 財務・金融大臣;大塚耕平
  5. 総務・地方再生大臣;奥野総一郎
  6. 法務大臣;有田芳生
  7. 外務大臣;藤田幸久
  8. 文科・五輪大臣;平野博文
  9. 厚労・少子化対策大臣;足立信也
  10. 経産大臣;田嶋要
  11. 農水大臣;村岡敏英
  12. 国交・沖縄北方大臣;黒岩宇洋
  13. 環境大臣;田島一成
  14. 防衛・集団的自衛権大臣;青柳陽一郎
  15. 復興大臣;金子恵美
  16. 国家公安委員長・防災大臣;松原仁
  17. NPO・男女共同参画・子ども大臣;相原久美子
  18. 経済再生大臣;神山洋介
  19. 科学技術・宇宙・中小企業大臣;北神圭朗
  20. 行政刷新・改革大臣;今井雅人



ビジネスの観点より、ネクスト「経産大臣」「中小企業大臣」を視る

 前者は田嶋要 衆議。東大で法学士、米・ペンシルバニア大でMBAを修得した。一新塾(主宰:大前研一)の第十一期塾生。管政権下では、経産大臣の政務官を務めた。政策は、再生可能エネルギの技術革新と市場拡大を第一優先にし、「世界一の環境先進国」を目指す。対中では、「経済ポートフォリオ」の一部として位置付けて集中依存を回避し、アジア内の親日国との経済連携を強める。また一次産業対策として「戸別所得補償制度」や六次産業化を推進。林業に着目する。TPPは国益次第。アジア戦略は、日本の二十世紀の成功の水平展開(インフラ輸出等)や韓国を参照とした「クールジャパン」、日本へのインバウンドのツーリズムを掲げる。ベンチャ・NPOへの支援には、GPIF(年金積立金管理運用)の資金を利用する。


後者は北神圭朗 衆議。京大で法学士を取得。元大蔵・財務官僚。野田政権下では、経産省と内閣府の大臣政務官や総理大臣の補佐官を歴任した。政策は京都に傾く。京都を中心とした関西の「副首都・文化首都」化や北陸新幹線の敦賀―新大阪延伸の「小浜ルート」実現、西京都の発展促進を最初に掲げている。次いで、保育無料化と保育ママ制度の創設、第一次産業の「戸別所得補償制度」の復活、住宅減税、公取委の権限拡充(大企業対策)と中小企業を担当する大臣としては、薄さが否めない。


現行の第三次安倍再改造内閣では、経産大臣が世耕弘成 参議、中小企業大臣は存在しない。民進党が政権を奪取した際に、内閣特命担当大臣として新設する。来る総選挙で蓮舫新体制のバックボーン・野田佳彦 幹事長の手腕が問われる。


画像引用:上;田嶋要公式HP、下;北神圭朗公式HP

撮影(最上):岡村卓磨

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