山谷花純「本当にしんどかった。」、清水あいり「気を付けながら、」の映画『シンデレラゲーム』

【芸能ニュース】 平成二十八年十月一日に東京・新宿にて、映画『シンデレラゲーム/AMGエンタテインメント』の初日舞台挨拶が行われ、初主演を務めた山谷花純(丙子)と出演者及び加納隼(乙丑)監督の十名が登壇した。本作は、“落ちこぼれのアイドルたちが再起をかけて挑むデス・ゲーム”。スマッシュヒットした同名小説の実写化だ。


劇中の衣装で登壇した俳優陣。本作が初主演の山谷は、「出演が決まったのがクランクインの二週間前で、怒涛な期間の中での撮影になった。無事に初日を迎えられて嬉しいです。」と挨拶をし、喜びを味わった。アイドルグループ「ChuーZ」のメンバ・吉田明加(甲戌)は「撮影当初、監督に『今の状態だと二点くらい。』だと、言われたんですけど、本番では四点位になっているとはず!」と話し、加納監督も「四点位になっていた。」と返答した。




<山谷が乗り越えた一つの大きな壁>

 ロケは孤島での撮影となり、暑さや虫と戦いながらの撮影になっていた。そんな中、グラビアモデルの清水あいり(壬申)は、衣装との戦いがあった。「普段はグラビアの仕事が多いので、どれだけ出ても大丈夫なんですけど、映画では気を付けながら走るシーン等を撮影しました。」と、他の共演者とは異なったエピソードを明かした。


クラシックバレエやヒップホップのダンスを特技とする佐々木萌詠(丙子)は、言葉少ないながらも存在感を示した。また本作は裏切りをテーマにした作品でステージ上では、私情の裏切りについてMCから問われた。水木彩也子(辛未)は、「コンビニで大好きなアメリカン ドッグを買って帰ったら、フランクフルトで何とも言えない絶望感を味わった。」と涙を浮かべる程に無念であった点を語り、元乙女新党の其原有沙(辛巳)は「ファンの人に『次から推しメンにする!』って言われたのに、次のライブでは違う子のタオルを振り回してて裏切られました。」と、アイドルならではのあるあるエピソードを語った。


加納監督は「今日は映画の日という事で、数々の映画の中、凄いタイミングでの上映。こんなに大勢の方に来て頂いて嬉しいです。」と感謝。山谷について「女優として貫禄があるが、クランクアップ時には号泣して『本当に辛どかった』と言われた。その時に十代の女子なんだと思い出す位、撮影中は凛としていた。」と明かした。一方、山谷はクランクインの時に大切な人が亡くなった事を打ち明けた。「夢を追いかける事は得るものも失うものもある、と作品を通して感じた。この映画を通して皆さんにこの想いが伝わると嬉しいです。」と一つの大きな壁を乗り越えた。

尚、同作は十月一日よりシネマート新宿・心斎橋にて公開中。


=あらすじ=

「低迷アイドルのみなさん、トップアイドル目指して殺し合いをして頂きます!」

所属するアイドルユニットの解散公演を終え、悲しみに暮れる沙奈(山谷)が目覚めるとそこは孤島だった。周りには同様に拉致されたアイドルたちの姿が。そこにタキモト(駿河)と名乗る男が現れる。

「アイドル業界から捨てられたクソゴミアイドルのみなさん、おめでとうございます!あなたたちにはこれからシンデレラゲームに参加して頂きます!」

ルールは簡単。トーナメント制のカードバトルを勝ち抜けば、トップアイドルになれるという。ざわめく少女たち。亡き姉の夢を継ぎ、再びトップアイドルを目指すため、沙奈もゲームへの参加を決意する。しかし、彼女たちはまだ知らない。敗者には「死」が待っていることを…。


=クレジット=

出演:山谷花純 吉田明加 春川芽生 佐々木萌詠 清水あいり 阿知波妃皇 其原有沙 水木彩也子 / 駿河太郎

監督:加納隼

脚本:いながわ亜美

原作:新井淳平「シンデレラゲーム」AMG出版刊

主題歌:「名前のない小さな闇」(AMG MUSIC) 作詞・作曲:坂本英三 唄:清遠捺姫

企画・配給:AMGエンタテインメント

制作:メディアンド2016/日本/77分

(C) 2016「シンデレラゲーム」製作委員会 http://cinderella-game.com


映画『シンデレラゲーム』初日舞台挨拶/AMGエンタテインメント


記事:原田眞吾×撮影:金剛正臣

© FPhime

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