大正大学の第六回『学内プレゼン』、ビジネス・社会がテーマ

【教育報道】 令和三年二月十九日に大正大学(理事長:岡本宣丈)は、第六回『学内プレゼンテーション大会二〇二〇』の実施報告をした。大会自体は十二日に、同大学生及び学内関係者限定で実施していた。


同大では、平成二十八年より学内ゼミ対抗「プレゼンテーション大会」を開催。各ゼミの三年生が研究成果を披露する。この大会は知識・技能・社会への関心・思考・判断・表現等の同大が掲げるDP・CP達成の集大成としてのプレゼン。当日の運営まで全て学生が担当する。テーマ設定は自由。

点数・順位付けをせず、講評のみ。



<Jリーグ・音・寿司・空港>

 本年は四ゼミが発表した。一つのゼミでは「Jリーグの可能性を極める」。サッカーの競技人口・世界的マーケットの大きさはスポーツ界の一位、二位を争う。しかし日本のJリーグでは、コアファンが多くを占める。この現状を打破する為に、データ収集・分析、現地での試合観戦をして複数の仮説を立て、若者・ライト層のファン獲得に向けたプレゼンを展開した。


二つ目のゼミでは「音の可能性を探ってみた!!!~新ビジネス発表の巻~」。音声メディアの現状を分析し、今後の音声メディアの可能性について考察した。音声アプリ等の普及の背景や音が人間に齎す効果ついて調査し、音声メディアを利用したビジネスへの応用・可能性を考察。音の特性を活用したスマホに続く新ビジネスの提案も展開した。


三つ目のゼミでは「回転!人種差別を考えるSUSHIキャンペーン」。世界で使われた#(ハッシュタク゛)の中で 「#blacklivesmatter」が昨年二位であった。身近な問題から議論へ繋げる事を目標に、日本のブラック カルチャと海外の日本文化を通して人種差別に対する意識の改善に向け、海外で広まる日本文化「SUSHI」に焦点を当てた企画・提案を展開した。


四つ目のゼミでは「日本の空港国際力向上 PR企画の報告」。「〇円プロジェクト」と題し、製作費〇円・学生主体・社会貢献×エンタメを前提としたプロジェクトを実施。NTTデータ経営研究所との共同研究。空港で起こっている“訪日外国人の情報格差解消”を目指す。本年度の成果報告と次年度への展望も展開した。


以下は講評。

  • テーマが被らず、バラエティに富んでいた。面白かった。視野の広さをもって取り組んでほしい
  • コロナ禍にあっても、工夫をしていた。クリエイティブだけではなくビジネスを学んでほしい
  • 結晶性知能と流動性知能をコロナ禍にあってよく養っていた。よく勉強していた
  • 知的生産性に富んだ時間となった。学生ベースでこの時間を構築できたのは本学だけではないか
  • プレゼンの概念。うまく読むことではなく目の前の人に良く伝えていくことを大切にしてほしい

画像:大正大学

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