十二年振りの新人『千葉県知事選』、若手・氷河期世代の候補者が六割

【政治報道】 令和三年三月四日に任期満了に伴う『千葉県知事選』が告示された。二十一日に投開票。期日前投票では投票券がなくとも、身分証があれば投票できる。


報道現在で三期目の現職・森田健作(己丑)知事は出馬せず、十二年振りの新人対決となる。候補者数は過去最多。しかも候補者八名の内、五名が若手・氷河期世代と異例の若手による知事選挙だ。いずれも無所属。


千葉県は首都圏を構成する重要な県で、東京都とほぼ一体。政令指定都市・千葉市を擁する。



<若手中心の選挙へ>

 各国政政党は、三ヶ月後に迫った六月の『都議選』と十月までに行われる『総選挙』を意識。立憲は元総理等の国会議員を街頭演説へ送り込み、来る大戦に向けて既にアクセルを踏み込み始めている。そしてコロナ禍により敬遠気味だった街頭演説も復活。各現場のスタッフが距離に配慮しながら、主権者の聴衆をサポート。立候補者達は距離を保っている事を確認してマスクを外し、千葉県政を説く。


現場では、街頭演説の熱が戻りつつある。それ以外でも特異な個人演説会や撮影会等と若手らしい斬新なアイデアで千葉県民の地方自治に切り込む。千葉市では若手の前市長の活躍で、財政が全二十市の政令指定都市の中で最も悪かったが、脱却に成功。コロナ対応でも一定の成果を上げ、政治経験が関係ない点を千葉市民及び千葉県民へ証明した。


その成功体験によって千葉県民は、若者・若手の政治家であっても期待を込められる。聴衆に年齢をもって見下す者はいなかったと表情等から判断できる。期日前投票は、二十日まで。


以下は候補者。年齢順。

  1. 政治団体代表;後藤輝樹(壬戌、三十八歳)
  2. 政治団体代表;平塚正幸(同、三十九歳)
  3. イベント運営会社 社長;河合悠祐(辛酉、四十歳)
  4. 元県議;関政幸(己未、四十一歳)=自民推薦
  5. 前・千葉市長;熊谷俊人(戊午、四十三歳)=立憲・国民、維新支援
  6. 市民団体メンバ;金光理恵(癸卯、五十七歳)=共産推薦
  7. 元・高校校長;皆川真一郎(甲午、六十六歳)
  8. 非常勤医師;加藤健一郎(己丑、七十一歳)

画像:選挙ドットコム、千葉県選挙管理委員会

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